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<新型肺炎・武漢肺炎>治癒後、複数回検査で陽性反応「ウイルス保有の可能性」 武漢大学病院の研究チームが論文 / 隔離の重要さと風邪・インフルの違い

2020-03-01 04:13:38 | 医療・疾病・疫病・パンデミック・新型コロナウイルス

<新型肺炎>治癒後、複数回検査で陽性反応「ウイルス保有の可能性」 武漢大学病院の研究チームが論文

2020年02月29日 17時34分    THE EPOCH TIMES

武漢赤十字病院で新型肺炎の患者に対応する医師。2020年2月16日に撮影

 

武漢大学中南病院の徐海波博士が率いる研究チームは2月25日に発表した論文で、

4人の新型コロナウイルスによる肺炎が治癒した人に対して、複数回の核酸検査

(PCR検査)を行い、いずれも陽性反応が出たと報告した。中国メディア「財新」

29日に報じた。

 

「新型コロナウイルス回復者のPCR検査陽性結果」(Positive RT-PCR Test Results in

Patients Recovered From COVID-19)と題する論文は、米医師会が発行する医学誌

「ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション(JAMA)」に

掲載された。

 

4人の治癒者は全員、医療関係者で、新型ウイルス患者の治療に当たり、自身も感染した。

1月1日~2月15日まで、1人は武漢大学中南病院に入院しており、他の3人は自宅で隔離

措置を取っていた。患者は男性2人、女性2人、年齢は30~36歳。検体は咽頭から採取した。

 

研究チームは電子カルテから患者の年齢や性別などの基本情報、PCR検査結果と胸部

コンピューター断層撮影(CT)画像を入手した。4人はともに軽度から中度の患者で、

そのうちの3人に発熱や咳などの症状があり、1人は無症状だった。しかし、全員の

CT画像にすりガラスのような影が認められ、PCR検査で陽性反応が出た。

 

4人は治療を経て退院または隔離措置解除の基準に達していた。治癒として認められる

には、体温が3日間以上正常であること、呼吸器官の症状が改善されたこと、胸部CT画像で

急性滲出性病変が著しく改善され、1日おきのPCR検査が2回とも陰性であることなど

4つの条件を全部満たす必要がある。

 

4人は発症から治癒まで12~32日間の時間を要した。

 

しかし、5日間の隔離期間を経て、5~13日間後、それぞれに対して検査を行い、

いずれも陽性反応が出た。全ての患者はさらに、その後の4~5日間で、3回にわたる

検査を受け、全員、陽性反応を示した。製造元の違う検査キットでも検査を行い、

やはり全員陽性反応だった。

 

4人には症状がなく、胸部CT画像は治癒時と変化していない。新型肺炎の患者とも

接触していない。

 

論文は、少なくとも一部の治癒患者は新型ウイルスを保有していると指摘した。

 

まだ、患者の家族の感染が確認できていない。患者は医療関係者のため、自宅隔離の

期間中、特別に注意を払っていた。

 

研究チームは退院患者、または隔離措置が解除された患者のフォロー方法を再考

すべきだとした。退院後、14日間の隔離が必要であり、退院後の第2週と第4週に病院で

再検査を受けるよう提言した。

 

他の地方から応援で武漢入りした医師は28日、財新に対して、現在、感染した医療

関係者は治癒後、1カ月間の隔離措置を講じていると述べた。

 

【新型肺炎】中国の医師が語る隔離の重要さと風邪・インフルの違い。最先端で治療にあたる医師が配信 in 中国

 


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