韓国の“無礼放送”に海外から批判殺到 大手テレビ局社長が謝罪 米メディア「不快感」「とんでもない失敗」
2021.7.27 zakzak(夕刊フジ)
東京五輪の開会式の中継で、ウクライナ選手団の入場行進の際に1986年のチェルノブイリ原発事故の
写真を示すなどして批判を浴びた韓国の大手テレビ局MBCの朴晟済(パク・ソンジェ)社長が26日、
記者会見で「五輪精神を傷つけた」と謝罪した。
同社はハイチを紹介する際にも「大統領の暗殺で政局は霧の中」との字幕を表示。
イタリアにはピザ、ルーマニアにはドラキュラの写真を表示し、米ニューヨーク・タイムズ紙は
「不快感を与え、固定観念を永続させたと視聴者の批判を集めた」。CNNは「とんでもない失敗」と
報じた。
MBCはサッカーの韓国対ルーマニア戦の中継でも、オウンゴールをしたルーマニア選手の名前と
共に「ありがとう」との字幕を示した。朴氏はウクライナとルーマニアの大使館に謝罪文を送ったという。
韓国メディアがメダリストに贈られるビクトリーブーケを「放射能への懸念」と言いがかり、「日本政府はIOCに抗議すべき」の声
2021.7.26 19:36 AERAdot
東京五輪の表彰式でメダリストに贈呈される「ビクトリーブーケ」。メダルと共にかけがえのない記念品
だが、韓国メディアが「福島産の花束で放射能への懸念がある」という趣旨の記事を報じて大きな波紋を
呼んでいる。
今大会は東日本大震災からの復興と位置づけられ、福島県産のトルコギキョウとナルコラン、宮城県産
のヒマワリ、岩手県産のリンドウ、東京産のハランを組み合わせてビクトリーブーケが作られた。
その花束に「放射能への懸念がある」と報じたのは、韓国の一般紙「国民日報」だった。
「組織委員会は、福島原発の被害から復興する姿を世界に示すために福島産の花束を準備したが、放射能
への懸念が少なからずあるのが事実だ」と主張。また、韓国選手団は放射能への懸念から選手村で提供
される食事を拒否し、弁当を独自に手配していることも伝えている。
福島県の内堀雅雄知事は19日の会見でこの記事について質問が及ぶと、「今回の報道を拝見し、本当に
残念です。東日本大震災、原発事故から10年が経過しました。この間、本県の農業者、生産者、そして
関係の皆さんが、努力、努力、努力を重ねてきました。その努力というのは、原発事故に見舞われた
福島だからこそ、まず農地の除染を行い、農産物への安全対策を行い、さらには徹底したモニタリング
検査を行ってデータを蓄積して公表する、こういった取り組みを、県を挙げて総力で取り組んできた
ところであります。その結果、御承知のとおり、今、日本の放射性物質の基準は、世界でも最も厳しい
ものとなっています。その厳しい基準において、玄米であれば6年連続、野菜・果実は8年連続、畜産物、
栽培山菜・きのこは9年連続で基準値を超えるものがありません。これが事実です」(福島県ホームページ
から抜粋)と訴えた。
また、内堀知事は「大切なことは、今回のような案件があった時に、やはり誤解や偏見を正して、
正しい情報を認識していただく、これが風評払拭の本質だと思います。県も政府も関係機関も、引き続き、
福島の復興のために尽力していただくこと、これが何よりも重要だと考えています」と述べている。
政府関係者は「今まで日本をバッシングする報道が韓国で流れてきたが、これはあまりにも酷い。
科学的根拠もなく、被災に遭った地域の方々を侮辱している。政府はIOCに抗議して厳重注意を求めた方が
いい。『大人の対応』で静観しては風評被害を受ける。この記事を訂正しないのなら、韓国のメダリスト
に気の毒かもしれないが、ビクトリーブーケを渡さなくていい」と語気を強める。
SNS、ネット上でも、「科学的に安全が保障されているものを『懸念』などと言うのは言いがかりだ。
失礼なだけでなく生産者にとって風評被害がある。裁判のようなもので解決できれば良いが出来なければ
経済制裁や金融的な制裁等で構えて頂きたい。いつまでも大人しくしていられない(原文ママ)」、
「こんな失礼な話があるのだろうか。韓国は、日本へは何を言っても&何をしても許されると思っている。
今までの日本の対応が遺憾・遺憾だけだもの。これは、キッチリと反論しなければならない。JOCとして
も、ここまで言われて黙っている事はないと当然考えるでしょう。韓国も、そんなに心配なら何故日本に
来たのか。予定の通りボイコットすれば済む事なのに(原文ママ)」など怒りの声が殺到している。
特別な思いを込められて作られたビクトリーブーケを侮辱することは許されない。政府、JOCはこの
問題について、毅然とした態度で対応することが求められている。