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シリア政権軍、米攻撃後も空爆 ロシア通じて攻撃察知か

2017-04-11 08:58:25 | 戦争・内戦・紛争・クーデター・軍事介入・衝突・暴動・デモ

シリア政府軍毒ガス攻撃➡米国アサドに向けミサイル攻撃➡政府軍、ロシア軍?毒ガス攻撃したイドリブを再空爆

シリア北西部で空爆、子供5人を含む18人死亡 ロシア機か

2017年04月09日 07:36   AFP


【4月9日 AFP】在英のNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」は、シリア北西部のイドリブ(Idlib)県で8日、空爆があり、子供5人を含む民間人18人が死亡したと述べた。

 

 同監視団によると、空爆はシリア政府を支援しているロシアの複数の航空機が実施したとみられるという。

 

イドリブ県は以前国際テロ組織「アルカイダ(Al-Qaeda)」傘下にあった「シリア征服戦線(Jabhat Fateh al-Sham)」を含む反体制派組織の支配下にあり、シリア政府とロシアによる定期的な空爆が行われている。

 

 同県の町ハンシャイフン(Khan Sheikhun)では今月4日、化学兵器を使用したとみられる攻撃があり、子供31人を含む民間人少なくとも87人が死亡していた。

 

 国際社会の大半は化学兵器使用がシリアのアサド政権の責任であると非難しているが、同国政府は関連を否定している。ハンシャイフンの化学兵器攻撃を受け、米国政府は初めてアサド政権に対する攻撃を実施する決断を下し、シリア中部ホムス(Homs)県のシャイラト(Shayrat)空軍基地を7日未明にミサイルで攻撃した。

 

 

シリア政権軍、米攻撃後も空爆 ロシア通じて攻撃察知か

2017年4月10日22時43分  朝日新聞

シリアの国営通信などによると、米軍の巡航ミサイル「トマホーク」が撃ち込まれた中部ホムス近郊のシュアイラート空軍基地も、8日に利用を再開。同基地を飛び立った戦闘機は武装勢力への空爆を続けているという。

 

 ロイター通信などによると、化学兵器の使用が疑われる爆撃があった北西部イドリブ県では9日、シュアイラート空軍基地から出撃したとみられる戦闘機による空爆があり、8人が死亡したという。

 

 同基地が米軍のミサイル攻撃を受けた後、アサド政権を軍事支援するロシアのテレビなどが現地の映像を放映しているが、被害状況の詳細は明らかにされていない。米国はロシアに対し事前に攻撃を通知していたとされ、政権側もロシアを通じて事前に攻撃があることを知り、戦闘機をシェルターに移すなどして被害を限定的なものに抑えた可能性もある。

 

 シリアの国営メディアは、日時は伝えず、南部ダラア近郊で政権軍が過激派組織「シャーム解放委員会」(旧ヌスラ戦線)の戦闘員75人を殺害したなどと、政権軍の「戦果」を強調している。