トイザラス、米国内の全店舗を売却または閉鎖
最大3万3000人の雇用が脅かされることに
経営破綻した米玩具販売大手トイザラスのデービッド・ブランドン最高経営責任者(CEO)は14日、
ニュージャージー州ウェインの本社で、国内の全店舗を売却または閉鎖すると従業員に伝えた。
これにより、今後数カ月で最大3万3000の米国の雇用が脅かされることになる。
トイザラスは昨年9月に連邦破産法の適用を申請し、今も米国内でベビー・マタニティ用品を販売する
「ベビーザらス」など700余りの店舗を運営している。
トイザラスが清算することになれば、小売企業のものとしては、米スポーツ用品販売大手スポーツオーソリティが
2016年に破産法の適用を申請して以来最大の規模となる。スポーツオーソリティは当時、1万4500人の従業員を抱え、
460以上の店舗を閉鎖した。
トイザラスは15日の破産裁判所の審問前の14日夜に清算関連の書類を提出する予定だ。