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北ミサイル 実戦配備に大きく前進か=500キロ飛行

2016-08-24 13:49:46 | 北朝鮮

北ミサイル 実戦配備に大きく前進か=500キロ飛行

2016/08/24 09:18 聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は24日、北朝鮮が同日午前5時半ごろ、東部の咸鏡南道・新浦付近の海上から潜水艦

発射弾道ミサイル (SLBM)1発を発射したと明らかにした。

東海を500キロ飛行し、日本の防空識別圏を80キロほど入った海上に落下したもようだ。

これまでの発射実験 で最も長い飛行距離で、合同参謀本部は「以前の数回の発射実験に比べ進展したとみられる。現在、韓米が詳

しく分析中だ」と述べた。

 

 青瓦台(韓国大統領府)は国家安全保障会議(NSC)常任委員会を緊急招集し、対策を協議した。

北朝鮮のSLBMの発射実験は7月9日以来。韓米両軍は22日から朝鮮半島で定例の合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディア

ン」(UFG)を始め ており、北朝鮮がこれに反発し挑発を仕掛けたのではないかという観測が出ている。

北朝鮮は合同演習の初日に「核の先制攻撃」などに言及しながら威嚇してい た。

 合同参謀本部は「韓米合同演習を口実に朝鮮半島の軍事的な緊張を高めようという武力誇示の一環とみられる」とした。

 北朝鮮のSLBM発射は今年3回目で、500キロの飛行は飛行技術を事実上確保したといえそうだ。

韓国軍はSLBMが300キロ以上飛行すれば成功と判断している。

 今年最初となった4月23日の発射実験では、水深約10メートルにあった潜水艦から発射した。水中から飛び出し約30キロ飛んだ

後、空中で爆発した。

 2回目の7月9日の発射実験では、点火には成功したものの、高度約10キロの空中で爆発したと推定されている。飛行距離は数キ

ロにとどまった。


 韓国軍は、北朝鮮が水中での射出から点火までの技術をある程度確保したものの、飛行技術はまだ完成段階に達していないとみて

いた。SLBMを実戦配備するには誘導装置を付けて発射し目標に命中させる実験を経なければならず、韓国軍当局は2~3年かかる

と予想していた。

 しかし、今回の発射実験が成功と評価されることで、1~2年以内の実戦配備も可能になると懸念される。

合同参謀本部は「今日の北朝鮮のSLBM発射実験は朝鮮半島の安全保障に対する深刻な挑戦で、国連安全保障理事会決議に対す

る重大な違反行為であることを厳重に警告する」と述べた。韓米は合同防衛態勢を取って北朝鮮のあらゆる挑発に断固かつ強力に対

応するとした。

 

北朝鮮ミサイル発射 首相「許しがたい暴挙 断固たる抗議」

韓国統一省「朝鮮半島の平和と安定脅かす」

北朝鮮が24日朝、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを発射したことについて、韓国統一省のチョン・ジュンヒ(鄭俊煕)報道官は定例の記者会見で、「核とミサイルによる挑発を繰り返しながら、朝鮮半島の平和と安定を脅かしていることを強く糾弾する」と非難しました。

ま た、韓国外務省も声明を発表し、「国際社会のたび重なる警告を無視し、国連安全保障理事会の決議に違反して、核実験や弾道ミサイル発射を相次いで行ったう えに、再びSLBMを発射したことを強く非難する」と述べました。そして、「厳しい経済難を無視して核・ミサイルの開発だけを追求するのなら、さらに厳し い制裁と外交的な孤立を招き、自滅を早めるだけだと気付くべきだ」と強調しました。

中国外相「自制を保つことを望む」

 北 朝鮮が24日朝、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイル1発を発射したことについて、中国の王毅外相は報道陣の取材に対し「われわれは当然、情勢をさらに複雑 にしたり緊張させたりすることを望まない。中国の立場は変わらず、北朝鮮の核ミサイル開発に反対している」と述べ、さらなる挑発をしないよう北朝鮮に自制 を求めました。
そのうえで王外相は「われわれは、各国にも自制を保つことを望む」と述べ、24日に東京で開かれる日中韓3か国の外相会議でもこの問題を取り上げる考えを示しました。