緊張高まるAPEC、中国代表団がパプア外相の執務室に「乱入」試みる
2018年11月18日 20:48 発信地:ポートモレスビー/パプアニューギニア AFP
【11月18日 AFP】アジア太平洋経済協力会議(APEC)の首脳会議が開催されているパプアニューギニアの
首都ポートモレスビーで、中国の当局者がパプアニューギニアのリムビンク・パト(Rimbink Pato)
外相の執務室に「乱入」しようとしていたことが、18日に明らかになった。
事情を知る複数の関係者がAFPに語ったところによると、首脳会議の声明をめぐるギリギリの交渉が
続く中、中国代表団のメンバーらが17日、パト外相の執務室への「乱入を試みた」ものの、パト外相は
中国代表団との面会を拒否。その後、外相の執務室前に警官が配置されたという。
APEC首脳会議では米中間のつばぜり合いにより、すでに外交的な緊張が高まっていた。
中国代表団の「乱入」について、関係者の一人はAFPに対し「外相が単独で中国と交渉することは
適切ではない。交渉に臨んでいる中国側もこれは承知している」と述べた。
だがパト外相自身は事態を重大視しない方針で、AFPに対して「問題は起きていない」と語った。
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