エルドアン大統領 「『オリーブの枝作戦』で無力状態にされたテロリストは3300人」
2018年3月11日 TRT
レジェプ・ターイプ・エルドアン大統領が、「オリーブの枝作戦」で無力状態にされたテロリストの数が3300人に達したと発表した
エルドアン大統領は、ボル県で人々に向かって演説した。
演説で、トルコ軍がシリアのアフリン地域で分離主義テロ組織PKK、KCK、PYD、YPG、DEASH(ISIL)のメンバーを無力状態にし、
友人で同胞の地域住民を弾圧や暴力から解放するために1月20日に開始した「オリーブの枝作戦」に触れたエルドアン大統領は、
作戦は確固たる歩みで続いていると述べた。
エルドアン大統領は、アフリン作戦の後にはテロが一掃された地域はその真の所有者に引き渡されると繰り返した。
2016年8月に始まり7ヶ月続いたユーフラテス川盾作戦を振り返ったエルドアン大統領は、「ジェラブルスで、14万人の人々が故郷に
戻り、そこで暮らしている。そうではないか?アフリンでも人々は自分の故郷に戻り始めている。我々は寛容の宗教の信仰者だ。
我々はこの道を強い意志と決意とともに歩んできた。この宗教の信仰者として我々は、ここで譲歩する権限など一切持たない。」と語った。
テロ組織の一掃作戦で自分の故郷に戻れた人々もいますが、この作戦で犠牲になったクルド人も多くいます。
この作戦がシリアのアフリンへの越境であること、テロ組織とエルドアン大統領が位置づけしている組織の戦闘員、民間人が多数死亡したことにより
アフリン地区ではエルドアン大統領への抗議、トルコの軍事作戦を中止させるよう要求のデモが起こっています。
シリア北政府アフリンで行われた抗議デモに参加した人たち(2018年2月4日撮影)
テロが一掃されたアフリンの一部地域にトルコから支援物資が届く