「任意の時刻に想像を超えた打撃に」=北朝鮮が韓米を威嚇
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は23日、「侵略者、挑発者のヒステリー的な戦争(に向かおうとする)狂気が絶えず
続いているなか、それに伴うわれわれの適切な自衛的行動が任意の時刻に想像を超えた打撃で断行されることになるだろう」
と韓米を威嚇した。聯合ニュースが朝鮮中央通信に掲載された声明を引用して報じた。
また、同通信は「韓国は米国の無分別で軍事的な妄動に対するわれわれの超強硬対応措置がすでに十分に用意されていることを
はっきり認識しなければならない」と批判した。
トランプ米大統領がツイッターで北朝鮮の非難と威嚇を投稿することについて、同通信は「暴言によりわれわれを驚かせようと
愚かにも計算したが、絶望と恐怖に苦しんでいるのは米国」とし、「米国を信じて威張る時期は過ぎ去った」と強調した。
北朝鮮は19日、米国に対し、最も「予期しない瞬間」に「考えもつかないような」攻撃をしかけると警告した声明を朝鮮中央通信で
掲載した。この声明は、米韓の海軍が朝鮮半島の近海で米空母「ロナルド・レーガン」率いる船団を用いて合同軍事演習を
行っていることに関して出されたもの。
また、北朝鮮の団体「朝鮮平和擁護全国民族委員会」は同日、米韓両軍による海上合同演習に関し、「米国が事実上、われわれに
対し宣戦布告なき戦争を開始した」とし、「戦争を仕掛けてくるなら、われわれは想像できない超強硬対応で米本土の焦土化という
史上最悪の大災難をもたらす」と警告した。
先の報道によると、米空軍が1991年以来初めて、核兵器を搭載可能なB-52戦略爆撃機を臨戦態勢に置き始めた。
「Defense One」がデービッド・L・ゴールドファイン米空軍参謀総長(空軍大将)の話として伝えた。ゴールドファイン氏は、
米国と衝突する可能性がある「潜在的核戦力を持つ他のプレーヤー」の具体的な国名については明言しなかったが、
「Defense One」は「北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)の急速に発展する核戦力やトランプ米大統領の北朝鮮に対する対決姿勢」
に言及している。
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