アフリカ豚コレラ・新型コロナウイルス、そして鳥インフルエンザ
中国 湖南省 ニワトリが「H5N1型」鳥インフルエンザに感染
2020年2月2日 9時33分 NHKニュース
中国の湖北省で新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、隣接する内陸部の湖南省の
養鶏場でニワトリが「H5N1型」の鳥インフルエンザウイルスに感染しているのが
確認され、当局は警戒を強めているものとみられます。
これは、中国の農業農村省が1日発表したもので、湖南省邵陽にある養鶏場で、
ニワトリが「H5N1型」の鳥インフルエンザウイルスに感染しているのが確認され、
4500羽が死んだということです。
感染の確認を受けて、およそ1万7800羽が予防的に殺処分され、感染が広がらないよう
処理をしたということです。
鳥インフルエンザはもともとは鳥に感染する病気で、「H5N1型」と呼ばれる
ウイルスはヒトにも感染して重い症状を引き起こすことが知られています。
中国では、去年、東北部、遼寧省の鳥の飼育施設でも感染が確認されていて、
2015年には、内陸部、四川省で感染した男性が死亡したと伝えられています。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中、中国当局は、鳥インフルエンザの感染の
拡大にも警戒を強めているものとみられます。
中国当局は12月末、湖南省に接する湖北省・武漢市で新型コロナウイルスによる
肺炎が発生したと発表した。
現在の時点で、肺炎を発症した患者の全体数は14380人に達し、そのうち304人が
死亡している。
ロイター焦点:中国から感染拡大、アフリカ豚コレラが世界の脅威に