横浜港に停泊中のクルーズ船 新たに41人感染確認
2020年02月07日 09:41(アップデート 2020年02月07日 11:13) SPUTNIK
日本の厚生労働省は7日、横浜港に停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」
号内で新たに41人の新型コロナウイルスによる感染者を確認した。日本のマスコミが
伝えた。
これまでに20人の感染が確認されていた。
これで、船内での感染者は、すでに香港で下船している中国国籍の男性を除いて、
計61人となった。
感染が確認された41人は神奈川県のほか東京、埼玉、千葉、静岡県の医療機関に
搬送される。
NHKの報道によると、新型肺炎の症状があったり、症状がある人と濃厚接触したりして
検体を採取した合わせて273人のウイルス検査がこれで終了した。
厚生労働省によると、感染者41人のうち、日本人は21人、米国人は8人、
オーストラリア人は5人、カナダ人は5人、アルゼンチン人は1人、英国人は1人。
さらに、加藤厚生労働大臣は、記者会見し、感染者の中には20代から40代にかけて3人、
50代が3人、60代が8人、70代が21人、80代が6人いると明らかにした。
現段階ではロシア人の感染者はいないが、ウイルス検査の結果が未だないと
在日ロシア大使館が伝えた。
ダイヤモンド・プリンセス号は1月20日に横浜港を出発し、2月3日に同港に帰着。
船内には乗員乗客合わせて3700人がいた。乗客の中にコロナウイルスに罹った
中国国籍者がおり、1月25日に香港で下船している。
日本当局の判断により同号は横浜港近くの沖に停泊。加藤勝信・厚生労働大臣によると
検疫期間は2月5日から数えて14日間。船内は特別態勢がとられており、乗客は客室に
留まるよう推奨。食事や飲み物はスタッフが客室に運んでいる。
最新情報によると、新型コロナウイルスの感染が拡大する中国では、肺炎による
死者の数が630人以上に達し、3万6000人以上の感染が確認された。
others=クルーズ船(ダイアモンドプリンセス)
加藤勝信厚生労働相は7日の閣議後会見で、クルーズ船の感染者61人について、国内感染者数には含めないと述べた。日本上陸前のためで、世界保健機関(WHO)の見解に合わせたとしている。2/7 共同