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仏三つ星レストラン、ミシュランガイド非掲載に 店側の要請で初

2018-01-31 03:16:09 | 食べ物・食の安全

仏三つ星レストラン、ミシュランガイド非掲載に 店側の要請で初

2018年1月30日 18:36 発信地:パリ/フランス   AFP

シェフのセバスティアン・ブラス氏(左)と父親のミシェル氏。南仏ロデズに新設したレストランで(2014年3月25日撮影)

【1月30日 AFP】「とてつもない重圧」の中で料理するのはもうたくさん──レストラン格付け本「ミシュランガイド

(Michelin Guide)」への非掲載を求めていたフランスの三つ星レストランについて、ミシュラン側は30日、同店を2018年度版から

除外する方針を明らかにした。店側の要請を受けて掲載を取りやめる事例はこれが初めてだという。

 

 美食のバイブルとうたわれる同ガイドへの非掲載が決まったのは、三つ星を18年間保持してきた南仏ライヨール(Laguiole)の

レストラン「ルシュケ(Le Suquet)」。同店を営むシェフのセバスティアン・ブラス(Sebastien Bras)氏(46)は昨年9月、

AFPの取材に応じ、たった1皿並以下の料理を出したばかりに自身の名声に傷が付きかねないという意識にさいなまれ続ける状況に、

もうこれ以上身を置きたくないと語っていた。

 

 ミシュランのクレール・ドルラン・クローゼル(Claire Dorland Clauzel)氏は、シェフの引退や店のコンセプト変更といった理由を

除き、こういった形で公式に非掲載をを決めたのは今回が初めてだと語り、来月5日に発行される2018年度版にルシュケは掲載され

ないと明言した。

 

 ブラス氏は昨年の取材時、「年に2~3回、(ミシュランガイドの)調査があるが、それがいつかは分からない。提供する料理

すべてが調査対象となる可能性がある」「つまり、毎日厨房(ちゅうぼう)から出される料理500皿の中の1皿が、その調査に当たる

かもしれない」と述べていた。

 

 10年前、父親のミシェル(Michel Bras)氏から店を引き継いだブラス氏は、ミシュランガイドからの撤退について「知名度は下がる

だろうが致し方ない」と語り、今後は「自分の創作料理がミシュランの調査員に受けるかどうか悩むことなく」、同店の歴史における

「新たな章を始めたい」と述べた。

評価の為に料理を作るのではなく、ただ美味しいものを自由な発想で作りたいのでしょう。

素材の魅力を引き出した美味しく、また美しい料理は、自然と高い評価が広まっていきます。