金正男氏殺害事件、インドネシア人被告を釈放 検察が起訴取り下げ
2019年3月11日 13:04 発信地:シャーアラム/マレーシア AFP
マレーシア首都クアラルンプール郊外のシャーアラムの高等裁判所を後にするインドネシア人のシティ・アイシャ被告(中央、2019年3月11日撮影)
【3月11日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、
金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏が殺害された事件で、マレーシアの検察当局は11日、
殺人罪に問われたインドネシア人のシティ・アイシャ(Siti Aisyah)被告の起訴を取り下げ、
同被告は釈放された。
事件は2017年にクアラルンプール空港(Kuala Lumpur International Airport)で発生。
アイシャ被告とベトナム人のドアン・ティ・フォン(Doan Thi Huong)被告は正男氏の顔に
神経剤VXを塗った殺人の罪で起訴されていた。
シャーアラム(Shah Alam)高裁のアズミン・アリフィン(Azmin Ariffin)判事は検察側の
起訴取り下げ要請を受理し、アイシャ被告が「釈放された」と述べた。
検察側は起訴取り下げの理由を明らかにしていない。また、アイシャ被告は今後マレーシアを出国する
見通しだという。
マレーシア首都クアラルンプール郊外のシャーアラムの高等裁判所で、警察官に連行されるインドネシア人のシティ・アイシャ被告(左から3人目、2019年3月11日撮影)
マレーシア首都クアラルンプール郊外のシャーアラムの高等裁判所で、警察官に連行されるベトナム人のドアン・ティ・フォン被告(左、2019年3月11日撮影)。
フォン被告についての情報はまだありません。