平昌極寒の開会式「疑似体験」熱々カップ麺が凍った。
2018年2月4日9時53分 日刊スポーツ
凍り付いたカップ麺を手に笑顔を見せるスペイン人
9日の平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)開幕を控えた3日、本紙記者が「極寒」と形容される開会式会場に接近。午後8時から
2時間行われるセレモニーの困難さを「疑似体験」した。
3万5000人収容の「平昌オリンピックスタジアム」ではこの日、開会式のリハーサルが行われた。しかし「サプライズとなって
いるので」とメディアの場内立ち入りは禁止。それでも9日を先取りすべく、1時間前の午後7時に到着した。持参した温度計を
スタジアム周辺で取り出すと氷点下12度。ほんの数十分で唯一露出している頬や、靴を履いているはずのつま先がピリピリと痛み
始めた。
どれぐらい寒いのか、魔法瓶に入れた熱湯をカップラーメンに注いでみた。注意書き通り4分待ち、箸で麺を持ち上げてみる。
すると、写真を撮っている間にみるみる麺が固まっていった。1分後、カチカチに凍ると針金のように見事な逆立ち。
開会式に見とれていると、暖を取るはずのラーメンさえも食べられない。
通りかかったスペイン人男性は「アンビリーバボー!」と箸を持って絶句した。開会式では観客へ毛布が配られるようですが、
その寒さ、うわさにたがわぬ「本物」です。
スノボHP会場まだ出来ていない「大会前には完成」
2018年2月4日10時13分 日刊スポーツ
急ピッチで造られるスノーボードとフリースタイルスキーのハーフパイプ会場
平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)の開幕を6日後に控えた3日、スノーボードとフリースタイルスキーのハーフパイプの
試合会場は、完成していなかった。
パイプの大枠こそできているが、ボトム(パイプの底)には雪がたまり整備車が何度も往復。他に重機も稼働していた。
関係者は「写真を見たら不安になるかもしれないけど、大会前には完成するさ。直前まで完璧なパイプを造るようにしていくよ。ケン
チャナヨ」と笑顔で語った。
日本はスノーボード男子・平野歩夢(バートン)らメダルを期待される種目だが、その舞台は急ピッチでの整備となる。
冬季オリンピックなので寒いところで開催するのは良しとしましょう。
問題は世界中から集まる選手、関係者、観客に対しての環境整備があまりにも無頓着ということです。
開会式会場で昨年行われたK-POPのコンサートでは観客が低体温症で救急搬送されました。この日は気温2度でしたが体感温度氷点下。
屋根のないメインスタジアムで2月の平均気温はマイナス4.5度。体感温度はマイナス10度近くいくのではないでしょうか。
先日の開会式リハーサルではマイナス15度。途中寒さで我慢できず退出者続出。
観客に無料で配られる防寒セットがこれ。自己完全防寒必須です。
ボランティアの方たちも活動開始前に15000人中、辞退者が2千数百人。
活動開始した250人のグループのうち半数近くが離脱。極寒の中、移動用バスに1時間待たされた為。
それに食事が酷すぎ。
選手の方々も待ち時間に体調不良にならないようくれぐれも気をつけてもらいたいです。
日本選手団は万全だと思いますが。
「競技環境や判定に関しては、これはおかしいと思って抗議しても無駄です。
平昌五輪はそういうオリンピックだと思って下さい」・・・自民党:参議院議員和田政宗氏談。