EMERALD WEB≪拝啓 福澤諭吉さま≫

政治・経済・生活・商品情報などさまざまな話題で情報を発信してます。

【新型コロナ アビガンにつづく、日本発 治療薬】ノーベル賞・大村智氏開発の薬、新型コロナに“抑制効果” / 関節リウマチ薬を臨床試験。中外製薬、新型コロナ

2020-04-09 06:52:16 | 医療・疾病・疫病・パンデミック・新型コロナウイルス

ノーベル賞・大村智氏開発の薬 新型コロナに“抑制効果”

2020年4月7日 火曜 午前6:24  FNN PRIME

 

ノーベル賞を受賞した大村智氏が開発した抗寄生虫薬が、新型コロナウイルスの抑制に

効果があることがわかった。

 

オーストラリアのモナシュ大学の研究チームは、寄生虫による感染症の治療薬として

使われる「イベルメクチン」を、試験管の中で新型コロナウイルスに投与したところ、

48時間以内にウイルスが増殖しなくなったと発表した。

 

イベルメクチンは、ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智北里大学特別栄誉教授が

開発した抗寄生虫薬で、研究チームは今後、臨床試験を急ぐ方針。

 

図:インポーチン(IMP)のα/β1ヘテロ二量体(IMPα/β1)は細胞質内のコロナウイルス・カーゴタンパク質(coronavirus cargo protein)に結合し(①)、核膜孔複合体(Nuclear Pore Complex:NPC)を通って核内に輸送される(②)。核内で複合体は解離し(③)、宿主の抗ウイルス応答を抑制し、ウイルス感染を亢進する(④)。駆虫薬のイベルメクチンはIMPα/β1ヘテロダイマーに結合して不安定化し、IMPα/β1がウイルスタンパク質に結合するのを阻害し(⑤)、核に入るのを阻止する(⑥)。その結果、抗ウイルス応答が増強され、感染が阻止される(⑦)。(出典:The FDA-approved Drug Ivermectin inhibits the replication of SARS-CoV-2 in vitro. Antiviral Research,  Available online 3 April 2020, 104787)

 

関節リウマチ薬を臨床試験 中外製薬、新型コロナ

2020.4.8 23:18       産経新聞

トシリズマブ(商品名アクテムラ)(中外製薬提供)

 中外製薬は8日、新型コロナウイルスが引き起こす肺炎に対して、関節リウマチ

治療薬「アクテムラ」の臨床試験を国内で実施すると発表した。入院した重症患者を

対象に、有効性や安全性を確認する。臨床試験の詳細な内容や規模は今後決定する。

 

 アクテムラは炎症を起こす仕組みを抑える効果がある薬で、中外製薬が開発し

2005年に販売を始めた。海外ではスイス製薬大手ロシュ社が販売しており、

日本以外で新型コロナウイルスによる肺炎に対し治験を行う。

 


人気ブログランキング