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ソニー、レコード国内生産を29年ぶり再開 人気再燃受け

2017-06-30 05:43:07 | 産業・企業情報

ソニー、レコード国内生産を29年ぶり再開 人気再燃受け

ソニーが日本国内でアナログレコードの自社生産を29年ぶりに再開へ。

2017年06月29日 11時41分   IT media NEWS

ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は6月29日、日本国内でのアナログレコードの自社生産を29年ぶりに再開すると発表し

た。同社子会社のソニーDADCジャパンのディスク製造工場(静岡県)にレコード用のプレス機を導入し、2017年度中の生産、受注開

始を目指す。

アナログレコード用プレス機

SMEは今年2月、東京都内のレコーディングスタジオに、ラッカー盤に溝を刻むカッティングマシンを導入し、収録したその場で原盤

(マスター)を制作できる環境を整えた。自社でマスター制作からプレス製造までを一貫して行う。


 同社は1989年、国内でのレコード自社生産を終了。29日現在、日本国内でアナログレコードを生産しているのは、

東洋化成(神奈川県横浜市)のみ。89年以降、ソニーはレコードを製造する場合、東洋化成や海外企業などに外注していた。


 具体的な販売タイトルなどは未定。SME広報部によれば「おそらく当初はSMEに所属するアーティストのものがメインになるが、

いずれは外部レーベルからの受注生産も予定している」という。


 「CD、ストリーミング配信に代わるサービスを狙うわけではなく、より幅広く音楽の楽しみ方を提供したいと、インフラを整えた」

(同社広報部)

近年、アナログレコードの人気が再燃。日本レコード協会によれば、2016年の国内生産枚数は79万9000枚と過去10年間で

最多に。10年間で最も落ち込んだ09年(10万2000枚)と比べると約8倍に増えた。


日本レコード協会の資料より

人気を受け、ソニーはアナログレコードをハイレゾ音源に変換するターンテーブルも発売している。

ソニー、アナログレコードをハイレゾ録音するターンテーブル「PS-HX500」