ロスアトム社、ユニークなコロナウイルス治療法を開発
2020年06月02日 15:16 SPUTNIK
ロシア国営原子力企業「ロスアトム」の研究機関である「レイプンスキー物理エネルギー
研究所」の専門家が、紫外線で肺を消毒するというユニークなコロナウイルス感染症
治療法を開発した。同研究所所長が「ストラナー・ロスアトム」新聞のインタビューで
明かした。
ごく最近まで紫外線による体内の消毒は不可能だったが、同研究所専門家はそれを可能に
する方法を生み出すことができた。
現在、研究チームは、吸入時に活性を保ち、肺で直接紫外線を放出する分子とガス成分の
選択を行っている。また所長は、この方法はCOVID-19 だけではなく結核や腫瘍、他の
疾患の治療にも役立つと期待している。
5月30日、ロシアでは初のコロナウイルス治療薬として「アビファビル」が保健省の
承認を受けた。「アビファビル」は商品名で、国際的には「ファビピラビル」として
知られている。
同じ日に「ベクトル」社はコロナウイルスワクチンの開発に成功したと発表。
同ワクチンは経鼻タイプになる。6月末には臨床試験を開始し、9月に終了する予定。