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<米国黒人暴行死暴動>ジンバブエ、米高官の「抗議デモ扇動」発言に事実無根と抗議

2020-06-02 16:34:10 | 戦争・内戦・紛争・クーデター・軍事介入・衝突・暴動・デモ

ジンバブエ、米高官の「抗議デモ扇動」発言に事実無根と抗議

2020年6月2日 9:52 発信地:ハラレ/ジンバブエ   AFP

米ホワイトハウスで会見するドナルド・トランプ大統領(右)の脇に立つマイク・ポンペオ国務長官(中央)とロバート・オブライエン大統領補佐官(国家安全保障問題担当、2020年5月29日撮影)

 

【6月2日 AFP】米国で白人警官による黒人男性の暴行死をめぐり激化している抗議デモ

について、ジンバブエが扇動していると述べた米高官の発言をめぐり、ジンバブエ

政府は1日、米大使を呼び正式に抗議した。

 

 米国はアフリカ系男性のジョージ・フロイド(George Floyd)さんが白人警官に膝で

首を押さえつけられ、息ができないとの訴えを無視されて死亡した事件を受け、連日の

抗議デモに揺れている。

 

 そうした中、米政権のロバート・オブライエン(Robert O'Brien)大統領補佐官

(国家安全保障問題担当)は5月31日、米ABC放送のインタビューで、ジンバブエと

中国を「敵国」と呼び、ソーシャルメディアを使って米国の混乱をあおり

「国内不和の種をまいている」と非難した。

 

 このオブライエン氏の発言をめぐり、ジンバブエ外務省のジェームズ・マンズー

(James Manzou)報道官は、オブライエン氏の発言についての説明を求め、米国の

ブライアン・ニコルズ(Brian Nichols)大使を呼び出したと述べた。

 

 ジンバブエのシブシソ・モヨ(Sibusiso Moyo)外相はオブライエン氏の主張を

「事実無根の虚偽」として一蹴し、トランプ政権による発言は有害だと批判。

「ジンバブエは過去も今も、アメリカ合衆国の敵国ではない」

「米国大使にオブライエン氏の主張は虚偽であり、事実無根であることを伝えた」

と述べた。

 

 ジンバブエと米国の関係は、米政府が2002年に人権侵害を理由にロバート・ムガベ

(Robert Mugabe)前大統領とその側近らに制裁を科して以来、緊張したものとなっている。

 

 さらに米国は、2017年に就任したジンバブエのエマーソン・ムナンガグワ

(Emmerson Mnangagwa)現大統領の改革の失敗と野党への暴力的な弾圧を理由に

今年3月、それらの制裁を延長した。

ジンバブエの首都ハラレで会見したシブシソ・モヨ外相と中国の王毅外相(2019年1月12日撮影)

 


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