出席者ほぼ韓国人、失敗だったダボス会議での平昌五輪PR
ダボス会議会長のあいさつも中止
2018/01/28 23:02 朝鮮日報
スイス・ダボスで開催された世界経済フォーラム(ダボス会議)で行われた平昌冬季五輪・パラリンピックのPRイベント
「韓国・平昌の夜」が、韓国政府が注力したにもかかわらずさほど注目を集められなかったことが分かった。
韓国外交部(省に相当)と平昌五輪組織委員会は25日午後7時(現地時間)、ダボスで同イベントを開催。
数日前まで外交部関係者は「世界の要人525人が出席する予定で、時間の経過とともに出席者は増えるとみられる」と予想していた。
イベント会場として超高級ホテルを予約し、世界的ピアニスト、イム・ドンヒョクの特別公演、視覚障害のあるピアニスト、
チャン・ユギョンの公演、笙の演奏者、パク・チハの演奏も行われた。
イベントが始まる前、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は「(イベント開催準備に)非常に力を入れた」と述べた。
しかし、この日外交部が発表した出席者数は約300人だった。開始から1時間の時点では出席者が予想の3分の1程度だったが、
その後少し増えた。あいさつが予定されていたダボス会議のクラウス・シュワブ会長は姿を見せず、代わりに息子のオリビエ・
シュワブ専務理事が出席した。大物クラスはベルギーのクリス・ピータース副首相、モンゴルのダムディン・ツォグトバータル外相
ぐらいで、出席者によると「ほとんどは韓国の政財界の人物だった」という。
イベントが失敗に終わったのは、同時間帯に米国のトランプ大統領が夕食会を開いていたためとの指摘も出ている。しかしトランプ
大統領の夕食会に出席したある人物は、夕食会の出席者について「世界の主要企業の会長ら15人程度だった」と話した。