中国の華春瑩報道官、局長に昇格
2019.7.22 20:37 産経新聞
【北京=西見由章】中国外務省は22日、女性報道官の華春瑩(か・しゅんえい)副報道局長(49)が
報道局長に昇格したことをウェブサイトで発表した。
前任の陸慷(りく・こう)氏(51)は北米大洋州局長に就任した。
陸さんはこの人ね。もう報道には出てこないんだ。
華氏は江蘇省出身。南京大卒業後に外務省入りし、1993年から西欧局や在シンガポール大使館、
欧州局などで勤務した後、2012年から副報道局長として報道官を務めていた。
華氏は河野太郎外相が訪中した際にツーショット写真の撮影に応じたりするなど気さくな一面を
アピールする一方、中国政府に対する批判や、利害が対立した国に対しては激しい言葉で攻撃した。
18年1月には、中国における取材環境の悪化を指摘した「駐華外国記者協会」(FCCC)の
年次報告書をめぐり、定例記者会見の場で賛否について挙手を迫り、外国メディアの記者から批判を
浴びた。
米国はビザ発給を「兵器化」、中国外務省が非難
2019年10月24日 / 03:07 / REUTERS
[北京/ワシントン 23日 ロイター] - 中国外務省の華春瑩報道官は23日、ワシントンで
開催中の国際宇宙会議(IAC)に参加を望む中国の宇宙当局者に対し、米国がビザ(査証)を
発給していないとし、同国がビザ発給を「兵器化している」と非難した。
華報道官は中国はIACの重要な参加国であり、毎年代表団を派遣していると主張。7月にビザを申請し、
10月12日には中国国家航天局(CNSA)の代表団が米国大使館に出向いたが、IACが開始した
今でも代表団のビザが発給されず、「中国の代表団はIACの開会式に出席できなかった」と述べた。
米国大使館はビザ発給は米国法における機密事項とし、ビザに関する個々のケースにコメント
できないとした。国務省は現時点でコメント要請に応じていない。
21日のIACではドイツ、ロシア、インド、米国、フランス、日本の宇宙当局の代表が参加したが、
CNSAの呉艷華副局長は欠席した。
華報道官は、米国が中国の学者や学生、科学者に対するビザ発給の拒否、遅延、取り消しなどを
強めているほか、ロシア人やイラン人に対するビザ発給を拒否しており、国連規則に違反していると指摘。
「米国はビザ発給を兵器化している」と語った。
ペンス米副大統領演説に「強烈な憤り」
2019.10.25 18:32 産経新聞
【北京=西見由章】中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官は25日の記者会見で、
ペンス米副大統領の演説に対して「強烈な憤りと断固とした反対」を表明した。
華氏は「中国の社会制度と人権状況を意図的に歪曲(わいきょく)した。政治的偏見と嘘に満ちている」
と猛反発した。