奴隷商人の像が英国で破壊 世界に広がる
Black Lives Matter
2020年06月08日 10:03 SPUTNIK
人種差別に抗議する「Black Lives Matter」運動の支持者らが英ブリストルで慈善活動家、
奴隷商人として知られる英国人エドワード・コルストン(1636-1721)の像を破壊した。
英インディペント紙が報じた。
英国西部の湾岸都市ブリストルでは7日にも人種差別に対する抗議活動が行われた。
SNS上では抗議活動の参加者らが市の中心地にそびえたつコルストンの像を台座から
引きずり下ろす動画が拡散されている。
Protesters in Bristol tear down statue of slave trader Edward Colston and push it into a harbour amid UK-wide anti-racism demoshttps://t.co/z2iGsFvQsl pic.twitter.com/myns0VHIfs
— BBC News (UK) (@BBCNews) June 7, 2020
コンストンは奴隷商人、慈善家、国会議員として知られている。ブリストルやロンドン、
その他の学校、救護所、病院、教会に多額の寄付を行い、ブリストル市内にはコルストン
の名が各地に記念として残されている。
コルストンの像は1895年に設置されたもの。奴隷商人だったことから、地元では様々な
反応を呼んでいる。インディペント紙によれば、この像の撤去を希望する署名活動が
行われ、1万人以上が賛同したという。
今、米国をはじめとする全世界で黒人に対する警察官の人種差別を訴える大きな抗議行動
が持ち上がっている。その出発点となったのはアフリカ系米国人のジョージ・フロイドさん
の死だ。フロイドさんはミネアポリスで白人警察官に拘束され、膝で首を絞めつけられて
死亡した。フロイドさんは何ども息ができないと訴えていたにもかかわらず、聞き入れら
れなかった。
フロイドさんを拘束した現場にいた警察官らは全員が解雇。1人は殺人罪で、残る3人も
殺人幇助の罪で訴追がきまった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
米国:ナイキのストアでの略奪
Rochester, NY residents looting The Villa in downtown Rochester in the name of justice. #GeorgeFloyd pic.twitter.com/qA0iQpkv6x
— Marky Hutt (@MarkyHutt) May 31, 2020
フランス:全米のデモに、4年前に警察に拘束され死亡したアダマ・トラオレさんを重ねて抗議デモ。
“Justice pour Adama” crie la foule présente en masse devant le Tribunal de Grande Instance de Paris, après l’appel à se rassembler lancé par Assa Traoré. Malgré l’interdiction de manifester prononcée par le préfet de police de Paris, ils sont des milliers.#JusticePourAdama pic.twitter.com/BUEWwkpy5o
— AJ+ français (@ajplusfrancais) June 2, 2020
日本:大阪でデモ行進 千人結集
「黒人の命守れ」大阪でデモ行進 千人結集https://t.co/PPKkAIi13Y
— Share News Japan (@sharenewsjapan1) June 7, 2020