秋葉剛男外務事務次官から孔鉉佑駐日中国大使への申入れ
令和2年5月28日
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press4_008458.html
1 5月28日,秋葉剛男外務事務次官は,孔鉉佑(こう・げんゆう)駐日中国特命全権大使を召致し,以下を申し入れました。
(1)我が国は,今般,全国人民代表大会において,香港特別行政区に関する議決が,国際社会や香港市民が強く懸念する中でなされたこと及びそれに関連する香港の情勢を深く憂慮していること。
(2)香港は,我が国にとって緊密な経済関係及び人的交流を有する極めて重要なパートナーであり,「一国二制度」の下に,従来の自由で開かれた体制が維持され,民主的,安定的に発展していくことが重要であるというのが我が国の一貫した方針であること。
2 これに対し,孔大使から,本件は中国の国家安全に関わる事項である等,中国側の立場を述べたことを受け,秋葉次官から改めて我が国の懸念を伝達しつつ,中国側の適切な対応を求めました。
香港情勢について
(外務報道官談話)
令和2年5月28日
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/danwa/page4_005159.html
1 我が国は,今般,全国人民代表大会において,香港特別行政区に関する議決が,国際社会や香港市民が強く懸念する中でなされたこと及びそれに関連する香港の情勢を深く憂慮しています。
2 香港は,我が国にとって緊密な経済関係及び人的交流を有する極めて重要なパートナーであり,「一国二制度」の下に,従来の自由で開かれた体制が維持され,民主的,安定的に発展していくことが重要であるというのが我が国の一貫した方針です。
3 中国側にはこのような我が国の考えを伝えてきており,引き続き状況を注視するとともに,関係国と連携しつつ,適切に対応していきます。
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官房長官会見は下記でご覧ください。今回の共同通信社配信の記事については、9分35秒辺りから産経の記者の質問に答えての回答です。https://t.co/wRs9NH1HnK
— 山田宏 自民党参議院議員 (@yamazogaikuzo) June 8, 2020
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「酷い印象操作」「極めて悪意のあるねじ曲げ」 共同通信「中国批判共同声明に参加拒否」記事に自民党議員が次々と反論
2020年06月08日 07時45分 ガジェット通信
Japan Avoids Signing U.K.-U.S. Statement on China, Kyodo Says https://t.co/u9XzSfYtAj
— 山田宏 自民党参議院議員 (@yamazogaikuzo) June 7, 2020
共同配信の不正確な記事を、ブルームバーグも英語で配信している。外務省に速やかに正確な情報発信をするよう要請した。不審火は即座に消さないと大変なことになる。
日本、中国批判声明に参加拒否 香港安全法巡り、欧米は失望も | 2020/6/7 - 共同通信 https://t.co/NqAUSlVHm5
— 山田宏 自民党参議院議員 (@yamazogaikuzo) June 7, 2020
酷い印象操作記事。当初各国足並みの揃わない時期未定の共同声明ではなく、速やかに明確な形でわが国が独自の声明を出した。後追いでEUが同様の「深い懸念」声明となったというのが事実。
この記事は産経新聞が削除しました。::日本、中国批判に参加拒否 香港安全法巡る共同声明。習主席訪日へ配慮か。
中国の香港の国家安全法制の導入を巡って、各国から非難が上がっていますが、
日本政府がアメリカやイギリスとの共同声明に参加を拒否したとする記事を2020年
6月7日に共同通信が報道。ネットでは「弱腰外交」「直ちに欧米に歩調を合わせるべき」
といった声が上がっています。
日本、中国批判声明に参加拒否 香港安全法巡り、欧米は失望も(共同通信)
https://this.kiji.is/642106137812698209?c=39546741839462401
そんな中、与党自民党の議員からは記事の内容に反論する動きも出ています。
山田宏参議院議員(@yamazogaikuzo)はTwitterで「酷い印象操作記事」とその内容を指弾。
酷い印象操作記事。当初各国足並みの揃わない時期未定の共同声明ではなく、速やかに
明確な形でわが国が独自の声明を出した。後追いでEUが同様の「深い懸念」声明と
なったというのが事実。
日本では2020年5月28日に秋葉剛男外務事務次官が孔鉉佑駐日中国特命全権大使を召致。
香港情勢への憂慮と「一国二制度」の維持が日本の一貫した方針であることを伝えており、
外務報道官の談話として同様の内容を発信しています。
また、元共同通信社記者の青山繁晴参議院議員はブログを更新。「極めて悪意のある
ねじ曲げです。誤報と言うより、つくられた虚報です」とした上で、
「現役の共同通信記者の当時であれば、社内で深刻な疑問の声を挙げたと思います」
と述べています。
みなさん、決して、欺されてはいけません! (すこし書き足しました)
https://shiaoyama.com/essay/detail.php?id=1852
青山議員は後続のエントリーで、クレジットがワシントン支局であること、アメリカ
政府内の関係者を情報源にしていて日本側に確認取材をした形跡がないことを指摘。
「アメリカのごくごく一部の人物の“雑談”に基づいていると考えています」「この問題の
根本は、そもそも記事に書いてある経緯が嘘だということにあります」と述べています。
共同通信の記事はYahoo!ニュースにも配信され、専門家もコメントを寄せていますが、
事実関係について時系列で追うことが必要なのではないでしょうか。