キルギスの中国大使館に自爆攻撃 容疑者1人死亡、3人負傷
2016年08月30日 23:03 発信地:ビシケク/キルギス AFP
8月30日 AFP】(更新、写真追加)キルギスの首都ビシケク(Biskek)で30日、自動車が中国大使館の門を突き破って爆発し、当局者らによると自爆犯とみられる運転手1人が死亡したほか、大使館関係者ら3人が負傷した。
同国の副首相は「爆発によって死亡したのは自爆犯のテロリストだけだった」と記者団に語った。また、負傷したのは全員キルギス人の大使館関係者で、その後病院に搬送されたという。
地元メディアは、3人はいずれも軽傷だと伝えている。
一方で救急当局は、中国大使館と付近の米国大使館の職員は避難したと述べた。
ビシケク警察の関係筋はAFPの取材に対し、三菱自動車(Mitsubishi Motors)の乗用車「デリカ(Delica)」が同日朝、大使館の門を破り、大使公邸に近い中庭の中央部で爆発したと説明した。
当局は現在までのところ、犯行グループについて特定の名前を挙げていない。またアルマズベク・アタムバエフ(Almazbek Atambayev)大統領は「徹底的な調査」を命じた。
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キルギスの首都ビシケクで、中国大使館の前に集まった警察官ら(2016年8月30日撮影)。