ナイアガラの滝に飛び込み生還の男性、2度目の挑戦で死亡
2017年06月17日 19:15 AFP
【6月17日 AFP】米・カナダ国境にあるナイアガラの滝(Niagara Falls)に救命具などを着けずに飛び込んだ人の中で
初の生還者として知られた米国人男性が、今年4月に2度目の挑戦で今度はバルーン状の水上遊具の中に入って滝に
飛び込んで死亡したとみられることが分かった。米メディアが報じた。
現地当局や報道によると、ナイアガラ川(Niagara River)で最近発見された遺体の身元は、2003年に落差51メート
ルのナイアガラの滝に飛び込み生還したカーク・ジョーンズ(Kirk Jones)さん(53)であることが判明した。
ジョーンズさんは4月19日に、ウォーターボールなどの名称で知られる、塩化ビニールなどでできた透明のバルーンの
中に入って飛び込みに再挑戦したとみられており、滝の下では空のバルーンが発見された。
2003年に普通の格好のままナイアガラの滝に飛び込み、滝の下の岩に泳ぎ着いたところを救助隊に発見された
ジョーンズさんは、「渦があった。みんなが死ぬ理由が分かった。(渦から)逃れるのは難しい」と語っていた。
ヘリに「歯」だけでぶら下がる、ナイアガラの滝上空で曲芸
2017.06.17 Sat posted at 15:14 JST CNN
ナイアガラの滝の上空約91メートルを「歯」で体を支えて飛行
(CNN) 女性の曲芸師が米ニューヨーク州のナイアガラの滝上空で飛行するヘリコプターに歯だけ使ってぶら下がる試
みにこのほど挑戦し、見事に成功した。高度300フィート(約91メートル)での妙技達成は世界新記録となった。
曲芸師のエレンディラ・ワレンダさん(36)は15日、ヘリから下げられたひもにつながる輪状のものに装着されたマウス
ピースを噛(か)んで、約8分間空中を漂った。輪状のものは転落防止のための装置で、ニューヨーク州の州法で定めら
れているという。
折からの強風を克服しての快挙にワレンダさんは「私にも可能と長らく夢見て来た」と語った。今回の挑戦は夫で同じく
曲芸師のニック・ワレンダさんに触発されたものと振り返り、「男性が出来るなら、女性も出来るはずだ」と信じていたとい
う。
ニックさんは2011年、米ミズーリ州ブランソンのテーマパーク上空で歯を使ったぶら下がり飛行を披露していた。この際
の高度250フィートがこれまでの世界記録だった。
夫は妻のナイアガラの滝での試みにもヘリに同乗して付き添い、エレンディラさんと操縦士との間の連絡調整に当たっ
た。
ナイアガラ郡の地元議会が今回の曲芸に資金援助し、先月3万5000ドルを集めていた。エレンディラさんの今回の快
挙は全米規模のニュースとなったが、実際に現場に駆け付けて冒険を見守ったのは少人数だったという。
米ニューヨーク州のナイアガラの滝上空でパフォーマンスをする空中曲芸師のエレンディラ・ワレンダさん(2017年6月15日撮影)
米ニューヨーク州のナイアガラの滝で、空中曲芸師のエレンディラ・ワレンダさんのパフォーマンスを見守る人々(2017年6月15日撮影)