「イスラム国」報道官、米国は「愚か者が支配」と声明
[カイロ 4日 ロイター] - 過激派組織「イスラム国」(IS)のアブ・アルハサン・アル・ムハジル報道官は4日、音声メッセージを発表し、米国は「愚か者に支配されている」と述べた。ISがトランプ米大統領について公式に言及したのは、今回が初めて。
ロシアで考案された携帯用メッセージングアプリ「テレグラム」に、録音メッセージが公開された。
ムハジル報道官は、「米国よ、お前は溺れ、助けてくれる者はいない。世界各地でカリフの国(IS)の戦士たちの犠牲となり、破滅する。お前の死の兆候は誰も目にも明らか」とし、「シリアやイラク、イスラムが何たるかを知らない愚か者に支配されているという事実が、何よりの証拠」と述べた。
トランプ氏はIS打倒を最優先課題とし、米国主導の有志国連合はISの2大拠点であるイラク北部モスルとシリア北部ラッカの奪還作戦を進めているが、ムハジル報道官は、「悪意ある米国は死に、神の名の下にあらゆる者が先を競って死ぬ国が負けることはない」と語った。
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「ダーイシュ(IS)」の指導者は米国が包囲するモスルにいる可能性がある
2017年04月02日 21:29 SPUTNIK
ロシアのマスコミによると、テロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」の指導者アブ・ バクル・アル・バグダディ容疑者が、政府軍に包囲されているモスルにいる可能性がある。
同情報は、「ダーイシュ」の戦闘員が包囲された都市の一連の封鎖突破を試みた後、イラン軍が入手した。
政府軍筋によると「彼ら(戦闘員)は、その後防備を固めてモスルの包囲を突破するために、タル・アファタを包囲する戦闘員らの封鎖を解こうとした」という。マスコミが報じた。
イラクのアナリストらによると、このような試みはモスルに残っている戦闘員を連れ出すこと、あるいは「ダーイシュ」の指導者アブダディ容疑者を避難させることと関係している可能性があるという。消息筋は「我々はアブダディ容疑者がモスルにいる可能性を排除しない」と述べた。
先の報道によると、国際テロ組織「ダーイシュ」のリーダーに最も近い戦友とされるアイヤド・アリ・ジュマイリがイラクの空爆で殲滅された。
ダーイシュ(IS)の首領の右腕がイラクで殲滅
2017年04月02日 05:50 SPUTNIK
国際テロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」のリーダーに最も近い戦友とされるアイヤド・アリ・ジュマイリがイラクの空爆で殲滅された。ロイター通信が報じた。
ロシアのマスコミ報道によれば、アイヤド・アリ・ジュマイリが殲滅されたのはシリアとの国境に近いイラク西部のアンバル県。ジュマイリはダーイシュ全体の安全保障を担当するトップだった。
先の報道によると、シリア軍部隊が、パルミラの一連の太古の遺跡を破壊する命令を出したダーイシュ(イスラム国、IS)の司令官1人を殺害した。