中米紙が謝罪、物まね写真を「トランプ大統領」として掲載
2017.02.13 Mon posted at 11:58 JST CNN
(CNN) 米俳優のアレック・ボールドウィンがトランプ大統領の仮装をした写真が、中米のドミニカ共和国の新聞に本物のトランプ大統
領として掲載されてしまう手違いがあり、同紙が読者に謝罪したことが13日までに分かった。
問題の写真は10日のエルナシオナル紙に掲載された。「ドナルド・トランプ氏、米国大統領」というキャプションが付いた写真は、米
NBCテレビの人気お笑い番組「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」にレギュラー出演しているボールドウィンが、トランプ大統領に扮して物
まねをしている写真だった。
写真が添えられた記事はイスラエルの入植に関する内容で、イスラエルのネタニヤフ首相の(本物の)写真も並んで掲載されていた。
エルナシオナル紙は11日、「19ページ目の校閲担当者が状況を見落とした」として読者や関係者に謝罪した。
ボールドウィンは昨年10月以来、金髪のかつらに赤ら顔のメイクでしかめ面をして、トランプ大統領を皮肉る演技を続けている。
この物まねにトランプ大統領本人も気づいたらしく、1月にツイッターで「NBCニュースはひどい。だがNBCの中でもサタデー・ナイト・ラ
イブは最悪だ。面白くないしキャストも悲惨」とこきおろしていた。
ボールドウィンは11日の番組でも、入国禁止の大統領令を巡って法廷に立つトランプ大統領を面白おかしく演じて見せた。
トランプ大統領のツイッターではまだ、エルナシオナル紙の手違いについても、11日のSNLの番組内容についても言及していない。