<追加記事>
トランプ大統領 モンテネグロ首相を押しのけた理由 ホワイトハウスが釈明
2017年05月26日 14:43 SPUTNIK
ホワイトハウスノショーン・スパイサー報道官はトランプ米大統領が25日、ブリュッセルでのNATOサミットの
記念撮影の際に、なぜモンテネグロのドゥシュコ・マルコヴィチ首相を押しのけたのかについて、
記者団に釈明した。
スパイサー報道官によれば、トランプ大統領はNATO加盟諸国首脳の集合写真の撮影の際に、あらかじめ決められて
いた首脳らの配置図にしたがって、マルコヴィチ首相を脇にどかした。報道官は、首脳らの「家族集合写真」の配置図は
前もって全員に合意のとれたものであり、トランプ氏はいい場所をとろうとしたのではないと強調している。
この集合写真撮影時の事件は米国の多くのマスコミが報道した。ワシントンポスト紙はトランプ大統領の行為を「国の
恥」と厳しく批判している。
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トランプ氏、NATOに出席。NATO加盟国首相を押しのけ
2017/5/26 11:00 BBC
ドナルド・トランプ米大統領は25日、初めてブリュッセルで北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席し、
加盟国の首脳たちを前に各国の分担金負担が不十分だと説教した。
この演説の前には、モンテネグロのドゥシュコ・マルコビッチ首相を押しのけて前に立つかのようなトランプ氏の様子が
撮影されていた。
BBCのジョナサン・マーカス外交防衛担当編集委員は、加盟国が過去にさかのぼる「借金」を払っていないという
トランプ氏の発言は、NATOの集団防衛の仕組みとまったく異なると指摘。
さらにNATOの根幹をなす集団防衛を定めたNATO条約第5条について、トランプ氏が支持を言明しなかったことが
欧州にとっては懸念材料だと特筆した。