金生遺跡を世界遺産 世界標準時の天文台にしよう会

土偶と貝塚

土偶は労働集約的生業が発展すると、集団統合の祭祀のため造られている、と言われていることから、貝塚が一番多く存在する千葉の貝塚で発見されてきた土偶を中心に眺めてみた。
一番多く採取されていた貝はイボキサゴのようなので、

ミミズク土偶とはイボキサゴの精霊を形象しているのだろうとして見ました。

 

イボタガキという見方もある様ですが、それは大きいものなので、一つ乃至二つほどで表現できるように思う。
イボキサゴは小さい貝なので口も目も耳もと、これでもかというように、沢山のイボキサゴで表されているように見えるのだけれどどうでしょう。手足はデザイン化されているようなので、これは何かを具象化している感じはしないので、これは土偶とするための定型的表現にしているように思える。ハート型土偶のようなものに類似する形態と近いのでは。


山型土偶は蛤とか何かの貝の精霊を形象したものと云われているので、頭が貝のようで、手足は貝の身の柔らかさを表現しているように感じる。


貝塚出土の土偶から雑穀農耕との関係はまだ想定できない。


図はお借りしました

引用ーーーーーーーーーーーーーー

 <土偶の分布に見る地域性>
 縄文人が製作した土偶は、縄文時代の全期間を通して日本列島各地で満遍なく使われていたのではなく、時期と地域の両面で限定されたものであった。
すなわち、縄文早期の更に前半期に関東地方の東部で集中的に使用された後、縄文中期に土偶の使用は一旦消滅している。

 その後、縄文後期の前半に東日本で再び土偶が使用されるようになる。一方、それまで土偶の使用が見られなかった九州においては、縄文後期になって九州北部および中部で土偶が登場している。

 こうした土偶の使用の地域性について藤尾は、ブナ、ナラ、クリ、トチノキなどの落葉性堅果類を主食とした地域(つまりこれら落葉樹林に覆われていた地域)と、西日本を中心とした照葉樹林帯との生業形態の差異と関連づけて説明している。落葉性堅果類、すなわちクリやいわゆるドングリは秋の一時期に集中的に収穫され、比較的大きな集落による労働集約的な作業が必要となるため、土偶を用いた祭祀を行うことで社会集団を統合していたのではないかという考え方である。

夏島貝塚から撚糸文系土器、貝殻沈線文系土器、貝殻条痕文系土器という早期から終末までの土器が層位的に出土した。小型の土偶が作られる。 
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貝塚は、この時期の前半には、海が進入してできた海岸地域に作られていました。
貝塚は、ヤマトシジミが主体でした。
最古級の神奈川県の夏島貝塚、千葉県の西之城貝塚があります。

押型文土器期に属する愛知県の先苅(まずかり)貝塚は、海面下13mの深さから発見されました。
南関東の定住集落の形成には、漁労活動も重要な役割を果たしていたという説があります。

縄文時代早期初頭、鹿児島市にある加栗山遺跡では、
竪穴住居跡の数が大幅に増加し、中央広場を囲むように配置されています。

縄文早期前半には、関東地方に竪穴住居が最も普及しました。
最も規模の大きな東京都の武蔵台遺跡では、24棟の竪穴住居と、多数の土坑が半環状に配置されて検出されています。

縄文早期中頃、北海道函館市中野B遺跡からは、
500棟以上もの竪穴住居跡、多数の土器等が出土しています。
津軽海峡に面しており、漁労活動が盛んに行われ、長期にわたる定住生活を営むことができたようです。

また、早期の東海地方の定住集落である、静岡県の富士山麓にある若宮遺跡では、
他の早期の遺跡と違い、狩猟で使用する石鏃が大量に出土しました。

早期前半の、南関東や南九州の遺跡では、
植物質食料調理器具である、石皿、磨石、敲石が出土し、
加熱処理具の土器も大型化、出土個体数も増加しました。
堅果植物を叩いたり、砕いたり、すり潰したりするための、石皿や磨製の石等も使用されていました。
組み合わせ式釣り針。
網用の土錘・石錘。ヤス、銛。
縄文・撚糸文の尖底土器が作られました。
圧煮炊き用の土器の出現が、旧石器時代の生活を変えました。

2013年、福井県鳥浜貝塚から、
世界最古級(約11000?15000年前)の調理土器が発見されました。
これにより、サケ等の魚を調理していた可能性があります。
小型の土偶が作られました。
屈葬が行われ、


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