10連休が今日で終わるということで、日本全国の多くの人々が嘆いているであろう今夜、いかがお過ごしでしょうか?
柔道人気が落ち込んでいると言われ久しいです。
実際に全国の柔道人口のグラフを見ると毎年減っており、正直この現象と向かい合うことは厳しいものを感じますが、競技の魅力自体は不変だと思っています。僕自身もその魅力を伝えられるように、ベストを尽くしていきたいと思っています。
さて、今年の全日本柔道選手権大会は、柔道の魅力を伝えるに相応しい内容であったと感じました。個人的には、ここ数年の中で最も面白かったと感じています。
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中でも、33歳のベテラン・加藤選手(千葉県警)の存在と技が、絶妙なテイストを醸し出し、この大会の妙味を存分に引き出してくれていることは間違いありません。
自分より一回りも二回りも大きな選手を、技とタイミングで投げ、極めていくその闘いぶりは、凄まじいものがありました。
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そして、優勝したウルフ選手(了徳寺学園)の気迫は鬼気迫るものがありました。たまたま試合当日の朝食時に、ホテルで1人食事をとるウルフ選手を見かけたのですが、何とも言えない空気を発していました。うまく言えませんが、空気が違いました。
そして、日本武道館で見たパンフには一言だけ。「優勝します」と。実際、全ての試合において、勝ちにかける気迫が現れていたように感じました。
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凄いレベルの選手たちが日本武道館で争う姿を見させてもらい、感動を頂いて帰りました。
個人的には、柔道つながりの先輩や友人やたちと会って話し、全日本ジュニア和歌山県予選に生徒が出場し、桐蔭高校へ3日間出稽古に行かせてもらい、家族とも楽しく過ごせたので、最高の10連休となりました。
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卒業生の榊くんと、レンタサイクルで東京中を走り回って、嘉納治五郎先生が柔道を始めた永昌寺を訪れたことで、柔道についてまた考えさせられました。
お寺に畳を敷いて、柔道を学びたい人々に指導したのが始まりとのこと。
灘の資産家に生まれ、今の東京大学を卒業した嘉納治五郎が、日本各地に散らばっていた柔術や古武術のエッセンスを時代に合わせて体型化して柔道を創始したと習いました。
その柔道が、日本全国、世界各地に普及して今があるんだなと思うと、感慨深いものがありました。
七帝柔道やブラジリアン柔術など、柔道とルーツを同じくしつつ、違う形で発展している武道・格闘技も非常に興味深いものがあります。
東京を舞台に、目標を持って頑張る卒業生と過ごさせてもらったことで、感動と元気を頂きました!
さて、10連休の最終日は、母校である和歌山大学の稽古を見に行って来ました。
一生懸命指導するコーチと、稽古に励む大学生の姿を見させてもらい、またエネルギーをもらいました。
自分もまだまだ改善したり、見直すべき所があるなと感じました。
授業のプリント作成と英語学習は、予定通りに進みませんでした。時間があると、ツィッターを見たり、海外ドラマを見てしまっていました。自分は本当に弱いなと感じる部分でもあります。
しかし、柔道に関しては最高に満喫できた連休となりました。また明日から、良いものを創り上げていけるよう、仕事に励んでいきたいと思います。
ということで、ここを見てくださった皆々様、明日は笑顔で朝を迎えられるようにしましょう☆