地方の個人塾から難関大学へ合格させるメソッド

塾長が、ホンネをつぶやきます

eポートフォリオの制度が消滅した❗️

2020-07-11 06:30:00 | 日記
文部科学省は、
高校生に
学習した内容や、部活動の実績、
さらに、ボランティアなどの活動を、
ポータルサイトに記録してもらい
大学入試に使うシステム
「e-Portfolio」
の開発を進めてきた。

このシステムは、
今年度の入試から
本格導入予定だったが
入試に利用する大学が少なく、
財政上の安定が見込めないことから
制度を取り消すことを決定。

全国18万人の生徒が
このシステムを利用しており
影響が懸念されます。

このシステムをめぐっては、
生徒がポータルサイトを利用する時に、
「ベネッセ」のIDを
取得する必要があることが明らかになり、
萩生田文部科学大臣も、2月、
運用の見直しに言及していた。

「JAPAN e-Portfolio」
というシステムは、
国が大学入試改革の一環として、
主導して開発を進めてきた。

このシステムはこれまでの筆記試験では、
測定が困難な生徒の「主体性」を
評価することが目的だった。

その運営は、去年から一般社団法人、
「教育情報管理機構」に任された。

この機構は、
会長は、金沢大学の山崎光悦学長が務め、
永田恭介筑波大学学長らが役員。

機構のシステム運用は、
「ベネッセ」が担っているが
生徒が記録する時に、
ベネッセ発行IDを
取得する必要があったことから、
教育現場から、
「企業への利益誘導につながるのではないか」
などと懸念する声があがっていた。

受験生は制度の変更や中止に翻弄

東大の中村高康教授は、
「『主体性』を測ることは、
部分的には可能かもしれないが、
生徒のあらゆる活動が
入試を意識した高校生活になってしまう
懸念が生じる。

「生徒の秘匿性の高い情報を
入試で扱うという公共性の高い仕事を、
民間に運営させるのであれば
厳しい審査があってしかるべきだ。

入試改革の柱と言われた制度が
中止や延期になったことを、
文科省は検証しなければいけない。

今の受験生は
その制度の変更や中止に翻弄されてきた。

できるかぎり、丁寧に説明することが必要だ」

と話している。

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