対面授業でわからない子が、動画ならわかる❗️って不自然じゃない? 2021-07-21 12:50:00 | 日記 新聞やネットを見ていると格安の動画教材の広告がやたら多い。動画を何回でも繰り返し見直せるから、誰でもわかるようになる❗️と書いてあるのだが、中学や高校が対面で行っている普通の授業ですらまともに聞き取れていないだろう成績中下位の子に対して動画教材を見せたところでどれだけ、その内容をきちんと把握できるのだろう?と思う。「なんとなく流してただけ」で終わってしまい、単純な「画面は、こう操作する」っていう作業方法以外はほぼ頭に入らないんじゃないか、という気がする。
「今日から頑張ります!」のコトバのもつ深い闇 2021-07-21 05:30:00 | 日記 今年は中3は、「駆け込み」的な問い合わせが目立つ。 この時期、入塾面談で話すのは、 「今から始めるのがタイヘンなのは、 内容が複雑だからとかではなく、 今までほぼ勉強してきていない子が、 【できない自分】と向き合って 来る日もくる日も机に向かう それ自体がとても苦しいこと」っていうこと。始めるのは素晴らしいこと。でも、なかなか継続できない。「1日4時間とか教室で 集中して勉強したら間に合いませんか?」とも聞かれるが、これまでの2年、小学校を入れたら7〜8年っていう期間を「学校の授業以外では ほぼ勉強したことがない」という状態で過ごしてきた子が、2時間、塾の椅子に座ってるだけでも、かなり大変な話だと思う。多くの子たちは真剣な表情で「がんばれます❗️」って言うんだけど、問題なのは、その頑張り方も大変さもどの程度のことなのか想像できてないってことなんだよね。夏休みの間やってみて、そこで初めて「こんなに大変なんだ」とわかり、気合いを入れ直して最後まで頑張り切れる子と、フェードアウトしていく子に分かれる。もうこれは毎年の話だから「始めるなら早いうちのほうが」「部活が終わるまでなんて待たないで」と言い続けているのだが、そんな言葉は届くわけもなくっていう事実も毎年のことだから、「世間一般的にはそういうもの」として、追求したりはしない。何が辛いって「放置してきた中1・中2部分を 掘り起こしてやり直す期間の、 成果の実感のなさ」だよね。たぶん、座ってるだけでスルーできる一斉指導や、問題を解いて丸付けするだけや、わからないところを掘り返すことなくいま学校で習ってることをそのまま継続していく形でやるなら、そこまで辛くもならないんだとは思うが、絶対に合格という結果は残せないよね。僕がダイエットを3週間くらい続けて、「大して変わらないな」ってやめちゃうのと変わらない。ダイエットは合否がないし、結果、失敗しても簡単に再チャレンジできるからいいが、受験は「今」頑張らなきゃなんの意味もないからね。そこだけは肝に銘じて保護者の皆さんにはかわいい我が子に接してほしい。