受験生した人はお疲れさん。
受験したあなたもとても疲れたでしょう。
実技ドローイングの対応や、自己PR資料の撮影編集、制作やそれらに入れるさまざまな素材の整理編集とレイアウト、表紙や構成、章立てなど自分の歩みを振り返り自分史を制作した訳です。一種の人間カタログ制作です。大変だったと思いますが、得がたい経験で一回り自分が成長したのではないかと思います。10代後半でこういうことを経験する事はブレイクスルーなことだと思います。
活動歴(社会奉仕活動、留学、受賞歴、部活ほか)をアート系作品や建築に関するレンダリングや建築模型などの空間造形作品制作をそれなりに制作した人、あるいはそこまでなかなかできなかった人もいると思いますが、それぞれの形で一所懸命努力したと思います。人事を尽くしたら天命を待つことです。
■ 今年の一次ドローイングは建築科らしい問題でしたので、1年生や2年生はこれから勉強してください。
➡ 自分が都会から離れ大自然の中で過ごす時間は、さまざまな発見とともにとても貴重な精神的な安らぎや幸福感を心に平安を与えます。
出題意図: 自分の理想とする建築をデザインする”創造的想像力”と、”空間造形の描写力”を見る問題です。
すごしたい ”森の山荘をデザインしてみよう” そしてそこで過ごす自分も描くという問題ですね。
ここは当然建築科ですので、
- 透視投影図法の基本の1点透視図法や2点透視図法、また等角投影図法などで自分の考える理想の山荘をデザインすることになります。描き手の視点と対象との関係やそこにいる自分と内部空間との比例。描いている時間帯、早朝か午前中、あるいは午後?夕方か夜か? 光と影の関係や空間性が正確か、
- 周りの樹木や、動物などの描写力、材質感の表現方法は適切か。枝にハンモックか、小川で釣りか、
- 森を散歩して小さな花を写真に撮影したり、森のなかに朝日が差し込んできたり、広いデッキで燻製を作るのもいいし、デッサンや油彩を描いたりや水彩画を描いたり、好きな本を読んだり、何もしないこころに充電するのも良いですね、
▶ 参考にコルビジェの山荘内部のドローイングと、フランクロイド・ライトとデイーズニーランドのの完成予想ドローイング(俯瞰図.見下ろし)と、よくある間違いの例でアメリカのドナルド・トランプが自分で描いたトランプタワーのイメージドローイングの絵を添付します。皆さんでどこが間違えか研究してくださいね、
▶ 私からは今年の早稲田建築AO入試・ドローイング問題の”森の山荘”なので、
”森の音楽学校のコンサートのまき”をプレゼントしますね、
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