ところで、パスポート騒動の陰に隠れて台湾紙、一部の香港紙以外では報道されていませんが、陳総統がパスポートに「TAIWAN」と付記すると表明したのと同じ、FAPA(Formosan Association for Public Affairs 台湾人公共事務会)結成二十周年記念総会中、田弘茂外交部長が「情報源は明らかに出来ないが」としながらも、米国政府は、クリントン政権時代の対中対台政策である「三つのノー」(台湾独立を支持しない、一中一台または両国論を支持しない、台湾の国際的機関への加盟を支持しない)を撤廃すると「米国筋からの確約を得た」と発表したと思います。
北京にとっては、この方が余程打撃が大きいのではないだろうか? しかし折りしもブッシュ訪中が発表された所で、民主活動家が一名解放されたことが「米国への友好デモンストレーション」と観測筋で言われた以外は、北京の米国に対する“変化”は今のところ見当たらない。
尚、田外交部長はブリュッセルに“非公式”EU事務所開設を計画しており、「三つの重要な国家との間で公式な外交関係を結ぶことについて協議した」とも言っています。
北京にとっては、この方が余程打撃が大きいのではないだろうか? しかし折りしもブッシュ訪中が発表された所で、民主活動家が一名解放されたことが「米国への友好デモンストレーション」と観測筋で言われた以外は、北京の米国に対する“変化”は今のところ見当たらない。
尚、田外交部長はブリュッセルに“非公式”EU事務所開設を計画しており、「三つの重要な国家との間で公式な外交関係を結ぶことについて協議した」とも言っています。