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甲斐性ナシ評論家

1999-11-26 05:35:16 | ゾンちゃんの朝ヤム
「みなさん、こんにちは。今週の『あなたの人生、どこで間違ったの?」の時間です。本日は、“甲斐性ナシ評論家”として活躍される、ゾンビさんにお越しいただいております。ゾンビさん、よろしくお願いします」 

「(憮然として)どうも」

「さて。ゾンビさんはご自分の体験を元に、話題作『ヤッてはいけない』を発表されたそうですが」

「(不機嫌そうに)はい」

「現代社会の背後に潜む“甲斐性ナシ男”たちの知られざる危険性を徹底検証したこの作品は、彼らに翻弄される女性たちへの警鐘として大きな反響を得たそうですね」

「(一段と不機嫌そうに)はぁ」

「ではここで確認しておきたいのですが。“甲斐性ナシ”とひとくちに言いますが、実際のところそれは一体、どんな男なのでしょうか」

「...そうですね。まず」

「はい」

「甲斐性ナシと言いましても、カネがない、職がないというのは当たり前です。しかし、それだけじゃないんですね」

「ほお」

「“甲斐性ナシ”と呼ばれる男たちには、必ず共通点があるのです」

「ほほう。それは一体」

「それはですね。“自分に自信を持っている”という事なのです」

「......」

「いえ、私も、自分に自信を持っている男すべてが甲斐性ナシだとは言いません。本当に中身のある男なら、いくらでも自信を持っていただいていいんです。しかしですね。ここで言っているのは、根拠のない自信、まあ、ウヌボレですね。これにシガミつく余り、世間の荒波の中で勝負しようとせず、また、たとえしようとしても使い物にならず、崩壊しそうなプライドを保つために女の前でだけカラいばりするような、どおおおおおおおおしようも、こおおおおおおおおしようもないクズのことなのです」

「あっあの、わかりました」

「ですから、まだ“ヒモ”の方が、女に優しいだけマシかも知れませんね。ヒモの皆さんなら、とりあえず女働かすために努力はしますから。しかし甲斐性ナシという奴らは、ソレすらしない。マサに寄生虫、いや、それ以下。職探しもせず、女の家にコロガリ込んで来て人の金で暮らし、酒飲んじゃあ泣いて暴れてウンチクかたり、自分に都合の悪いことを指摘されるたびに逆上し、永遠に実現しない夢だけにすがって、自分だけでなく相手の女の人生までメチャメチャにしてしまう、それが甲斐性ナ...」

「あっあっあの、もう結構です、ちょっと、カットカット」

---

あっ。各地から「グサッ」という音が。

キャーーー、ウソウソー許してえええ、腹イセにじゅんこをイジメちゃダメよおおお。じゅんこ、泣いちゃうからあ。

ま、いいじゃねえの、幸せならば。たとえそれがマボロシでも。それに世の中案外、甲斐性ナシの方が女にモテたりすんのよ。ねっ。それでは(今んとこ取り敢えず甲斐性ナシとは縁が切れたかに見える)じゅんこから、今朝のヘッドラインです。今はそういう自分が甲斐性ナシに(むせび泣き):

***またまた怒涛のIDD値下げ合戦、今度は米まで7セント
(太陽ヘッドライン)

IDD(国際/長距離ダイヤル通話)値下げ合戦の話、思えばこの掲示板が始まった頃からやってるよな。懐かしいぞ。その後も、どっかが新価格出す度にやろっかな~と思いつつも、キリねえのもあって、お手上げ状態。

さて、電話嫌いでお馴染み、ケータイ持ってないのは勿論のこと、家で電話が鳴っても3回に2回はシカトしてるという噂のワタクシがボーーっとしとるうち、ナニやら新しい電話会社も参入しており、オロオロしてしまいます。今回「アメリカまで1分7セント」で再びドギモを抜いたのは、ハルカ昔の今年1月「ウチがいっちゃん安くしたるでぇ」と宣戦布告した城市電訊(CTI)、ちなみにその時のドギモ価格は66セント。ああ、今は昔。

あん時も、最初「ウチはやらんよ」と平静を装っとったトコまで続々と値下げしだしたんですが、今回はサラにマタ激しく、新規参入した新電訊住宅が間髪入れず、同じ価格で勝負。どっちも、24時間全日適用。米・カナダまでの現在の各社料金は:


    新電訊住宅 007...$0.07 城市電訊(CTI)1666...$0.07 新世界電話 009...$0.29* 香港電訊(C&W HKT)0060...0.39# 和記電訊 0080...$0.58* SUNDAY...$0.88 (*ピークアワーは除く #家庭用電話のみ)


何しろ、9月に$0.88に値下げして今回の値下げ競争の口火を切ったSUNDAYが、今では一番高いアリサマ。他にも、GlobalOneとかあるよね。ちょっと前にウチのジジイが「安いぞう」とか言って喜んで入ったんだが、可哀相なので言えない...だーからもう、ヨソもどんどん安くなるぞうって言ったのにい。そもそも、その時点で既にもっと安いトコあったのに。しかし彼にそういう事を説明するのは時間のムダ。も、好きにして下さい。ジジイ(あの芸風で)電話好き。

もっとも、通話先にもよりますから、ドコが一番おトクなのかは、人それぞれ。あと、確か昔NOREO君が言ってたと思うんだが、IDDって、加入するのはみんなタダなんだよね? で、電話かけた時だけ、カネかかるんだっけ?

通話先を前もって指定しておくシステムの場合は?(MCI WorldComがやってる筈) あとさ、インターネットのPnets料金もジワジワ下がってるみたいだけど、全部まとめてマカせたから。だってアタシ電話ヨワいのよホホホ、じゃ、よろしくう。

***名医、過度の内視鏡使用で医師免許取消し処分
(蘋果ヘッドライン、HKS、SCMP一面 ほか)

(回想シーン)今を遡ること約3年前。一時の気の迷い(&酔った勢い)で、マレに見る凶暴な女と電撃婚約してしまったジョン・フォックスさん(当時44)が、その後日本に帰ったフィアンセの淳子さんに会いに来日した折、空港からのリムジンの中で、おもむろにバッグから取り出して彼女に見せたものは、彼が編集したという医学雑誌の色鮮やかな内臓写真だった...

トそんな思い出さんでもいい事を思い出してしまった、このニュース。資格を取り消されてしまったのは、去る94年には世界十大傑出青年賞(10 Outstanding Young Persons of the World)にまで選ばれたという「名医」、麥漢輝(Mak Hon-fai)医師。あ、元医師か。蘋果によると「約40歳」

この麥医師、去る97年7月に沙田の私立病院、ユニオン・ホスピタル(仁安醫院 Union Hospital)で、担当した患者に、75分にわたる検査の間、内視鏡を13回使用し「著しい苦痛を与えた」カドで、免許一発取消しに。13回って、どこに使ったか知りたい? 知りたくねえよね、ハイハイ。

少し前にも、公立の総合病院クイーン・メアリー(瑪麗醫院 Queen Mary Hospital...南Y島民御用達)の外科医が、手術中に携帯電話で雑談していて、再手術のハメになった事実が明るみになり、日頃から香港の病院なんかコレッポッチも信用せず、お高いプライベートに(会社のカネで)行かれる日本人駐在ファミリーをホラーのどん底に陥れましたが、えー、まあ、それもあって最近、医療ミスがコトサラ大々的に取り上げられるという事も、あるかと思います。

しかし前にも某MLで書きましたが、こういう事があったからと言って、香港の医者が信用なんねえ、ってワケではないと思うな。ビンボー人のヒガミかも知れんが。妊婦様ほか、あんまり心配しないように。それよりモノゴトが余り表沙汰にならん日本の医療界よりは、よっぽど(以下略)

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