悪魔のゾンビ「どうして女って、似合いもしねえブランド品、持ちたがるんだ? どいつもこいつも同じバッグ持ちやがって、バカにしか見えん」
天使のゾンビ「あら、どうしていけないの?」
悪「だってよ。人とサ付けるためにブランド品買い漁るんなら、まだわかるよ。バカはバカなりに可愛いとこもあるじゃん。でもよ。日本人の経済力なんて大差ねえんだから、そうやってみんなが買ってたら、結局ヨソの女と同じもの持ってるってだけだろ? 如何にシャネル様だろうがエルメス様だろうが、いちいちバカ女の数だけデザインしてらんねんだからよ」
天「えーそうかしら。『人よりホンのちょっと早く持つ』ところに、意味があるんじゃない?」
悪「何ソレ。時間差攻撃? そんな、たかだか数か月だか数週間だかのために、クソ高いバッグ買うわけ? 大体、プロの業者でもねえのに、ヨソの女が知らない新製品、自分だけ出し抜いてわかるわけねえじゃん。どうせ、くだらん女性雑誌の情報鵜呑みにしてるだけだろ?」
天「あらー、新作じゃなくても、生産数が少ないアイテムはなかなか手に入るものじゃないし、お金だけの問題じゃないのよお」
悪「じゃあ、すでにそういうブツを持ってる女がいるのがわかってるにも関わらず、わざわざ人マネするために、アホ面サラしておとなしーく順番待ちして、大金注ぎ込むの?脳みそカラッポなんじゃねえの?」
天「うーん、でもやっぱり、いいものは長持ちするって言うじゃない。だから、高くても長い目で見れば、いい買い物なんじゃない?」
悪「へへーん、ホントにそうですかねーだ。大体、いいものって言うのは、きちっと丁寧に作ったものなんだよ。だったら、日本の国産品の方がよっぽど質がいいと思うけどね。
試しに『ばーきん』だの『けりー』だのに『ファッション田中』ってロゴ付けて売ってみ。おお、こりゃいい考えだ、名付けて『逆・偽ブランド』、カッカッカッ。バカ。そんなの誰が買うってんだよ。ニセモノにホンモノの名前ついてりゃ、ケツ振って、よーろこんで買うくせによ。質で選んでんじゃなかったのかよ、質で」
天「まあまあ。いいじゃないの。結局はみんな同じバッグ持つ事になっても。仲間なんだから、人と違うことやっちゃ、ダメなのよ」
悪「(ゲッソリ)...人と同じ事やって、同じバッグ持って歩いて、『アー日本人だー』とか指差されて、それで恥ずかしくねえの?」
天「まさか。他の人がやってるからこそ、自分もやるんじゃない。それが日本人の美しい連帯感なのよ。みんなが右を向いてる時は自分も右を向き、上からああしろと言われればそれに従い、コピー商品を買いに行く時には、自分だけ新しいバッグを持ったりして他の人に失礼があっちゃいけないから、ちゃんとお隣にも声をかけるんじゃない。
自分のご主人が、お隣のダンナさんと比べるといい大学出てるとか、一流企業に勤めてるとか、お給料がいいとか、ハンサムだとかハゲてないとかお腹が出てないとか、そんな些細なことで大事な友達が傷ついたりしないよう、イチ早く手に入れて自慢したいのをグッとこらえて、みんなで仲良く同じバッグを持つ。それが友情ってものじゃない?」
悪「ちょちょ、ちょっと待ってちょっと。...アタシ、ブランド品っててっきり、人より目立ちたくて無理して買ってんのかと思ってたんだけど、ひょっとして大きく勘違いしてた...? アレって、仲間の絆?」
天「処世術よ、処世術。それにホラ、『赤信号、みんなで渡れば怖くない』って言うじゃない、ホホホホホホ」
...ちょっと待て。「悪魔のゾンビ」より「天使のゾンビ」の方が、よっぽど悪魔度が高いじゃねえかよ。
イエイエ、それでいいのです。世の中、口汚く罵ったりせずとも、その気になればいくらでも邪悪になれるのでございます。
ササ、それでは今朝のヘッドラインでございます。あ昨日と今日の:
天使のゾンビ「あら、どうしていけないの?」
悪「だってよ。人とサ付けるためにブランド品買い漁るんなら、まだわかるよ。バカはバカなりに可愛いとこもあるじゃん。でもよ。日本人の経済力なんて大差ねえんだから、そうやってみんなが買ってたら、結局ヨソの女と同じもの持ってるってだけだろ? 如何にシャネル様だろうがエルメス様だろうが、いちいちバカ女の数だけデザインしてらんねんだからよ」
天「えーそうかしら。『人よりホンのちょっと早く持つ』ところに、意味があるんじゃない?」
悪「何ソレ。時間差攻撃? そんな、たかだか数か月だか数週間だかのために、クソ高いバッグ買うわけ? 大体、プロの業者でもねえのに、ヨソの女が知らない新製品、自分だけ出し抜いてわかるわけねえじゃん。どうせ、くだらん女性雑誌の情報鵜呑みにしてるだけだろ?」
天「あらー、新作じゃなくても、生産数が少ないアイテムはなかなか手に入るものじゃないし、お金だけの問題じゃないのよお」
悪「じゃあ、すでにそういうブツを持ってる女がいるのがわかってるにも関わらず、わざわざ人マネするために、アホ面サラしておとなしーく順番待ちして、大金注ぎ込むの?脳みそカラッポなんじゃねえの?」
天「うーん、でもやっぱり、いいものは長持ちするって言うじゃない。だから、高くても長い目で見れば、いい買い物なんじゃない?」
悪「へへーん、ホントにそうですかねーだ。大体、いいものって言うのは、きちっと丁寧に作ったものなんだよ。だったら、日本の国産品の方がよっぽど質がいいと思うけどね。
試しに『ばーきん』だの『けりー』だのに『ファッション田中』ってロゴ付けて売ってみ。おお、こりゃいい考えだ、名付けて『逆・偽ブランド』、カッカッカッ。バカ。そんなの誰が買うってんだよ。ニセモノにホンモノの名前ついてりゃ、ケツ振って、よーろこんで買うくせによ。質で選んでんじゃなかったのかよ、質で」
天「まあまあ。いいじゃないの。結局はみんな同じバッグ持つ事になっても。仲間なんだから、人と違うことやっちゃ、ダメなのよ」
悪「(ゲッソリ)...人と同じ事やって、同じバッグ持って歩いて、『アー日本人だー』とか指差されて、それで恥ずかしくねえの?」
天「まさか。他の人がやってるからこそ、自分もやるんじゃない。それが日本人の美しい連帯感なのよ。みんなが右を向いてる時は自分も右を向き、上からああしろと言われればそれに従い、コピー商品を買いに行く時には、自分だけ新しいバッグを持ったりして他の人に失礼があっちゃいけないから、ちゃんとお隣にも声をかけるんじゃない。
自分のご主人が、お隣のダンナさんと比べるといい大学出てるとか、一流企業に勤めてるとか、お給料がいいとか、ハンサムだとかハゲてないとかお腹が出てないとか、そんな些細なことで大事な友達が傷ついたりしないよう、イチ早く手に入れて自慢したいのをグッとこらえて、みんなで仲良く同じバッグを持つ。それが友情ってものじゃない?」
悪「ちょちょ、ちょっと待ってちょっと。...アタシ、ブランド品っててっきり、人より目立ちたくて無理して買ってんのかと思ってたんだけど、ひょっとして大きく勘違いしてた...? アレって、仲間の絆?」
天「処世術よ、処世術。それにホラ、『赤信号、みんなで渡れば怖くない』って言うじゃない、ホホホホホホ」
...ちょっと待て。「悪魔のゾンビ」より「天使のゾンビ」の方が、よっぽど悪魔度が高いじゃねえかよ。
イエイエ、それでいいのです。世の中、口汚く罵ったりせずとも、その気になればいくらでも邪悪になれるのでございます。
ササ、それでは今朝のヘッドラインでございます。あ昨日と今日の:
***フランス奇跡ならず--ラグビーWカップ決勝
(SCMP一面 ほか)
へへ。ぜんぜん、わかんないけど、れっくぱぱに、ちらっと、きいただけ(いい加減な)
前週の準決勝で強豪オールブラックス(ニュージーランド)に(勢いで)勝っちゃったフランス、そのまま勢いで行っちゃって初優勝なるか、と、意外にも?ラグビーファンの多いここ香港でも注目を集めたWカップ99決勝。
6日、英国カーディフのその名も「ミレニアムスタジアム」いて、本命ワラビーズ(オーストラリア)と激突するも、やはり奇跡はならず、35-12で順当にオーストラリアが優勝。
えー、試合内容は(新聞見てるだけ)
オーストラリア:
<トライ>
ベン・チューン(Ben Tune)
オーウェン・フィネガン(Owen Finegan)
<カンバセーション>(何?)
マット・バーク(Matt Burke) 2
<ペナルティー>
マット・バーク 7
フランス:
クリストフ・ラメゾン(Christophe Lamaison) 4
ハーフタイム 12-6(これも意味わからん)
ぱぱも、こういう、ふともも、まるだしの、ぱんつ、はいて、らぐびー、やってんのかな(写真見てる) きゃっきゃっ。でも、ぱぱー、けがが、なおるまで、むり、しないでね。
(再び秘密情報リーク)実は!レックさんは子供にラグビーを教えているのである。何を隠そうこれをバラすために、わかりもせんラグビーネタをトップに持って来る私であった。
***MS社「独占」裁定でゲイツ帝国に翳り
(東方、HKS、SCMPヘッドライン)
これも香港のニュースじゃねえじゃん。あーでも、英字紙ホントに外国のニュースばっかなんだよな。も1個はオーストラリアの君主制vs共和制投票だし。
ゲイツ様率いるマイクロソフト社が反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いで世紀の裁判ザタになっとったのは、ゲイツ様の下僕一同ナラズともご存知かと思いますが、先週6日金曜日、裁判所が「やっぱアンタんとこ、市場独占したじゃん」と事実を認定。
また、発表後たちまち同社株化が激オチ。東方によると「5分で」(それは大ゲサかも)株価はUS$91.56→US$86.75と、5%ダウン、420億ドルの損失。
大変だゲイツ君!対抗して「反・反ゲイツ法」を作らねば!(さえねえコメント)
***ホームの隙間に女児転落 間一髪で救出
(蘋果ヘッドライン)
6日午後、KCR上水駅で、電車とプラットホームの隙間に4歳の女の子が転落。危うく今にも発車しようとする電車に巻きこまれそうになっていたところを、居合せた男性乗客2名により素早く救出され、難を逃れました。ヨシヨシ、泣かないの泣かないの。
隙間は約7インチ(18センチ弱)だったそうですが、あーあれ危ない危ない、大人でもウッカリしとると、足突っ込みそうになりますよな。危ねえの香港だけじゃけえけど。
「小心空隙(Mind the gap)」、日本は何て言ってたっけ、えー、「電車とホームの間が広く空いておりますので、お足元にご注意下さい」?
***女拳術師が下着泥棒を大追跡
(太陽ヘッドライン)
やる気もしねえ。パス。
***中国空軍、防衛主導から「攻撃型」へ--
(HKSヘッドライン その他各紙も中国ニュース欄に)
唐突にこういう軍事ネタをトップに持って来て断定調で書くところが産経と似てるかもしんない、スタンダード...と思ってたら、一面じゃねえけど、ちゃんとヨソの新聞も扱ってたわ。でも「攻撃型へ」じゃなくて「攻守兼備」だぞ。
人民解放軍(PLA:People's Liberation Army)空軍司令官(Air Force Commander)劉順尭(Liu Shunyao)中将(Lieutenant General)が昨日7日、新華社を訪問して語った「中国空軍成立50周年(11月11日)の抱負」によると、中国は「防空型から攻防兼備型へ」と、空の戦略を転換するとの由。それにあたって、イスラエル製空中警戒管制システム/エイワックス(Awacs: airborne warning and control system)をお求めになるとか。軍事用語難しいね。でもま、簡単に言うとレーダーでしょう。
「お隣の奥さん、ヴィトンの新作買ったんですってよ」てな話とはチョト違いますが、ここんとこ中国、ロシア製戦闘機など、熱心に軍事ショッピングにイソシんでおられるのは、えー、香港の新聞が大ゲサだと言うだけではなく、確かに事実のようです。はい。
***難病の少女、半年で体重50ポンド減
(蘋果ヘッドライン)
んー、M岡じゃねえけど、アタシもインチとかポンドとか、わかんねんだよ。えーと(調べてる)1本とは0.4536kg、てぇ事は:
120ポンド→70ポンド(50ポンド減)
54.432kg→31.752kg(22.68kg減)
算数のニュースじゃねえっつうの。
問題の「難病」は、多発性硬化(multiple sclerosis)という、脳幹と頚椎が萎縮する病気だそうです。ちゃんとジジイの医学辞典にも載っとったんでホントにある病気みたいですが(そこまで疑うか)、ああ毎度のことだけど、一体何を目的としてこういう話をわざわざトップに持ってくるのか、中文紙。どうして記事の主眼が病気じゃなくて体重なんだ。
***深夜の暴走、1死2傷
(太陽ヘッドライン)
また例によって英字紙には単なる交通事故としてサラっと載っておるだけなので事実かどうかは知りませんが、暴走族が無謀運転で事故起こしたらしいス。追突されたバスは大した事ねえんですが、車の方は正面部分が大破。運転手は助かったものの同乗していた女性が志望。
死人が出とるというのにまた不謹慎なんですが、ちょっとまた事故そのものは置いといて、面白いモノが太陽報に載っておったので、そちらを。
これによると、暴走族に人気の車(四輪)は:
日産Skyline GT-R(戦神) 2568cc
RX-7(七仔) 2308cc
三菱Lancer GSR Evo.VI(力勁) 1997cc
富士Impreza WRX Sti(掃把[イ老]) 1994cc
ホンダIntegra TypeR(型格) 1797cc
何だろう、このカッコの中の名前は。族仲間のスラング?
新界の方は、結構ハシリ屋が出没するようですな。うむ、南Y島に住んでいると時々、車ってどういうモノだったか忘れてしまうぞ。
...そんな事、どうでもいいよ、もう。
ああ何だか、サエねえサエねえ、サエねえなあ。また一人議論でもするか、チクショー。
高級ブランド 個性を引き立てる選択眼を
(毎日 朝刊社説 2002.02.15)
http://www.mainichi.co.jp/eye/shasetsu/200202/15-2.html
併せてお読み下さい。
デフレを背景にした低価格競争の一方で、海外の高級ブランドの人気は衰えを知らない。多くのブランド企業は業績を伸ばし、首都圏や大阪などのデパートでは売り場を改装し、バッグや小物、服飾など高級ブランド品を前面に出した戦略で集客力を強化している。
格安商品と贅沢(ぜいたく)品を買い分ける消費の二極分化はすでに言われていることだが、人気の高級ブランドは品不足状態が続いている。米国向けに出荷予定だった商品がテロの影響で日本に回され、売り上げを伸ばしたところもある。
いまでこそ崩れはじめたが、伝統的に欧米では高級ブランドはお金持ちや上流階級の限られた人々が身につけるものだった。しかし日本では以前から一般の人々や若者が主たる購買層だ。
グローバリズムはこの高級ブランドの世界の変貌(へんぼう)に拍車をかけた。かつて流行には時差があり、パリやニューヨークではやったものが日本に上陸するまでには半年か1年かかった。どうしても欲しい商品は、香港や欧州に行って買わねばならなかった。
しかしいまではパリやミラノの新作コレクションや流行のバッグなどは時を置かず日本で売られるようになった。流行が世界で同時並行して進行する時代なのだ。
昨今の女性雑誌などのカタログ化も高級ブランドへの欲求をあおっている。新製品や人気商品の紹介など、モノとしてのブランド品がこれでもか、これでもかと購買欲を刺激する。
高級ブランド企業も変わった。この10年、多くは大資本の傘下に組み込まれ、生産、宣伝、販売はより戦略的になった。流行の周期は短縮し、新しい商品が次々と提案される。手間暇かけた少量生産のところは取り残されざるを得ず、40年間、オートクチュール(高級注文衣装)で奮闘してきた仏デザイナー、イブ・サンローランの引退は象徴的である。
ただ皮肉なことは、流行に乗って皆が同じような人気商品に殺到すればするほど人々のファッションが平準化することだ。似たようなデザインと色の服、どこかで見たバッグ、同じブランドのブローチ…。個性を引き立てるはずのブランド品が、それを身につける人を”その他大勢”の中に埋没させかねない。
もともと高級ブランド企業は小さな工房から出発した。大量規格生産とは対局にある職人の丁寧な手作りで、その創造的で個性的なデザインは、規格品では得られない夢、美、贅沢さといった付加価値を商品に付与してきた。
この本質はいまも不変だ。高級ブランド品は単なるモノではなく、人間の創造的で豊かな手仕事の産物なのである。機能と便宜中心の画一化しがちな現代社会において、日常の暮らしに彩りを与え、それを身につける人の個性を際立たせる。ここに高級ブランド品の存在意味があると思われる。
流行に踊らされず、自分らしさを引き出すものとして高級ブランドの選択眼を養いたい。
> どーせほんもの持っても似合わないからいいのかも??
> そっくりなのは私も見分けつかないですけど持ってる本人が下品だからすぐわかる
> 日本人の恥!!!
違法コピー商品売買情報が入ったら、税関(海關)に連絡するといいですよ。香港のお役所は市民の皆様からのタレ込み情報を歓迎しています。
香港海關(Hong Kong Customs and Excise Department)
タレ込みホットライン(24時間)
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