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FOX新聞館ブログ版             香港・台湾・中国 NEWSコラム+不謹慎発言

鍋の美味しい季節になりました。

2001-11-01 12:21:07 | のほほん
いつの頃からでございましょうか、「明記で宴会」→「すっぽん鍋」がスッカリ定着したようでございますが、お肌ツルツル化粧乗りバッチリの奥様お嬢様から、行き場のない煩悩のはけ口に身悶えする紳士の皆様まで、老若男女、広く愛されるのもナルホド、ここ香港ではすっぽんと言えば安くてンマくて元気モリモリ、庶民の頼もしい味方でございます(店によるが)

余談ではございますが、9月1日の歌舞伎町火災の際、現場の報道写真に裏返しになった「すっぽん鍋」のノボリ?が映っていたのを目ざとく発見された方も多いのではございませんか。火災現場の向かいにある店と思われますが、アレがその昔、高円寺氏が行ったという店であろうかナドと余計な詮索をしてはなりませぬ。ハイ。



サテ。天高く、秋風ソヨと吹く、爽やかな今日この頃。人三倍寒がりのわたくしでも、まだまだ、袖なし+短パンで過ごせる穏やかな気候ではございますが、夜のトバリが下りる頃ともなりますと、鍋が恋しい季節となってまいりました。すっぽん鍋に限らず、海鮮火鍋から犬(中略)まで、「アレも食いてぇコレも食いてぇ」と目移りしちゃうシティ住民の皆様がた、羨ましゅうございます。ナゼなら、ここ南Y島では、カレコレ3年近く前、ヒョンな事から南Y島入りを目指していた日本娘2名のため、急遽開始した南Y島シリーズ初期の頃「鍋がねんだよ鍋が!」と憤っていた当時の状態のまま、全く進展を見せておりませぬ。



海鮮(だけ)が売り物のシガない離島でナゼ!何故ないのか!海鮮火鍋。スープもタレもいらねえから、トニカク鍋に海鮮ブチ込んで、グツグツ煮込んでくれよ!と時折アイソのいい近所の中華屋で挑戦してはいるのでございますが、その度に「えーそんなのナイ」と宣告され敗北を帰すのが常でございます。[保/火]も鍋も、似たようなもんじゃねえかよ!!なんで!?大中華思想の掟!?



狭い島のメインストリート(クドいようですが地名)を見渡せど、あるのは嗚呼、タダタダ枝竹羊[月南][保/火]のみ。モンゴル人じゃねんだから毎日羊ばっか(山羊か?)食えねっつうの、と言いつつ、コレまた中々美味しゅうございますので、気持ちのよい海際(夜で水面が見えないのが最大の原因)のテーブルに近所の酒屋で入手した$28の紹興酒持ち込み、夏冬両用マルチユーズのワインクーラーでお燗などさせつつ、グツグツ煮立ったトコロにパリパリのサニーレタスをチョチョイと乗せ、赤唐辛子の入った腐乳醤トロりんと付けていただけばハフハフんまんま、おコボレへの期待に夢ふくらむルイス&スポと一家三人、嗚呼、幸せのヒトトキでございます。尚、香港に推定300年住んでるクセして中華を始め各国アジア料理に全く理解を示さぬ某英国男は、そのような幸せに身をユダねるよりは、家で一人パンに豆乗せて食べる等、伝統の英国食事道を選ぶのが常でございます。



ところで先日。飯屋もひときわヤル気のない平日の夜、9時近くなってから↑求めてイソイソと駆けつけましたところ、時既に遅し、非情にも「あーごめーん今日もう終わっちゃったハハハハハハ」などという深刻な事態に出クワしたのでございますが、そこは日頃、一人で食っても三人分の海鮮費(造語)を厭わない上客やっぷんやん、急遽「ナゾの肉」で、これまたンマい鍋を作ってくれたのでした。んー何の肉だったのか。この時店のにいちゃん、厨房で酒でも飲んだのかヤケにハイテンションで、アヤしい日本語で「ナントカとキューリの鍋」と言っておったのですが...20分後「キューリ」→「セロリ」である事は、わたくしも分かったのですが、うーん、あのスジと関節と脊髄マゼたような内容は一体。濃厚な味わいとウッカリ齧ってしまった棗で人妻のカラダをホテらせるニクい奴。サービスで付いてきた、ほとんど味ついてねえライスヌードル、最初ナンのためかと危ぶみましたが、合間に口直しにススるこれがまた抜群の相性、サスガは食に賭ける情熱は比類なき中国の知恵と、ただただ脱帽するばかりでございました。


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