唐突ですが、香港でファミレスと言うとやっぱり大家楽などを指すのでしょうか。
わたくし以前、クーロン黒沢先生のご本で読んだオソロしい話の数々（「激マズ」「サービス最低」「広東語オンリー」「店に入ると同時にウルサさの余り難聴になる」「全てのメニューに毒々しいオレンジ色のドレッシングが大量にかかっている」等々）に震え上がり、未だかつて行った事、ありませんが。あ、そこまで書いてなかったかも。
しかし、あさぴょんじゃないが、日本なら朝から酒飲むのに便利なのは（首都圏なら）ファミレス。デニーズの類いですな。あの業界は常に競争が激しいので、新作メニューの研究にも余念がなく、一部の、笑いを取るためとしか思えない大失敗作を除けば、なかなかイケるんじゃないでしょうか。
朝酒もヘタに牛丼屋などでオソルオソル頼むぐらいなら、デニーズ早番のミニスカねえちゃんに「中ナマ２つと台湾風ピリ辛ギョウザ（虚構メニュー）１つ、お願いしま～す」なんてサワヤカに頼んだ方がよっぽどマシってもんです。椅子もそこそこ、快適だし。トイレきれいだし。
しかしマ、朝酒はともかく、香港で私の考えるファミレス像にもっとも近いのは「スパゲッティ・ハウス（意粉屋）」。何時からやっとるのか知りませんが、一人で行くにもエエし、常にワインもあるし、スープ、サラダ、ガーリックトーストなど、「あんまりハラ減ってねえんだよ」っていう客系メニューも充実しておるし。もし２４時間営業の店舗があるなら、タダチに情報提供されたし。
なんでまたそんな話になったかっちゅうと、今朝の新聞には一斉に尖沙咀の繁華街の写真がデカデカと載っており、その中にスパゲッティ・ハウスの看板がチラリと見えたせいなのかも知れません。意粉屋とは何の関係もないとは言え、一体そのニュースは何、というところで、今朝のヘッドラインです：
***３千万ドル要求の誘拐犯グループ逮捕 夜の繁華街で大捕り物
ニュースそのものは、ま、一言で言うとコレなんですが、今日も今日とてまた本筋と外れたところが気になるワタシ、ひとつこれを見ていただきたいのでございます。
闇市製造車禍 拘福建[幇]八人
（蘋果 ヘッドラインのサブタイトル *[幇]はホントは真ん中に「白」が入る）
3000萬[糸邦]架案偵破拘七匪
（明報 ３面見出しタイトル）
六[糸邦]匪就檎
（東方 ヘッドライン）
Five people - four men and one woman - have been arrested......
（Hong Kong Standard １面キャプション）
日本語にない漢字が混じってたりなんかして見にくいかと思いますが、とりあえず、上から「数字」を拾っていただきたい。どうです、おわかりか。上から「８」「７」「６」「５」と、見事にバラバラ。結局、何人逮捕されたんだよオラ。
しかもですな、残りの１紙、サウス・チャイナ・モーニング・ポストにはこのニュース「載ってない」。「えッッッッッッッ！？」と思って、小さい囲み記事までつぶさに検証してみましたが、やはりナシ。ニュースにもよるけど、そりゃ困るよ、とりわけラマの人＆香港在住西洋人、サウスチャイナしか読まない人、多いし。
まさか「実は映画のロケでしたあハハハ」なんて言うんじゃねえだろな、どっかに周潤發とかアクション健治さんとか、写ってない？ まあ、４紙に載ってガセネタっつうこともないだろうが。
誘拐されたのは、名前は明らかにされておりませんが「６６歳男性、実業家」、犯人グループが要求した身代金は「３千万ドル」と、ナゼかこれらの数字は全紙一致。えーではまだちょっと不安が残りますが、全紙全項目比較してた日にゃ何時になってもコレ出せないんで、トットとスタンダード見て、取り敢えず事件の顛末をば。
この男性、日曜の晩から姿が見えなくなっておったのですが、昨日朝８時ごろ、自宅に電話してきた犯人らしき人物が身代金を要求して、誘拐事件と判明。午後１時ぐらいに家族から通報を受けた警察は、直ちに特別捜査班を編成し、被害者の家族らとの協力のもとに捜査にあたった（オッ新聞口調？）
午前６時少し前、家族は犯人の指定通り、身代金を五百ドルと千ドル札で用意して届けるが、８時頃、捜査班が犯人グループのアジトと思われる茘枝角のビルを奇襲して被害者を無事保護。同時に、買い物客でにぎわう尖沙咀の北京道（Peking Road）と樂道（Lock Road）交差点（三叉路）の路上にて、車に乗った犯人グループを逮捕。
うぉおお、ここ、どうも見た事あると思ったら、スウィンドン・ブックショップ本店のそばやんけ、ひゃー惜しい（何が）
特別捜査班には女性捜査官２名も含まれており、やー見るからにカッコいいス。それにしても刑事ドラマそのままのニュースやね。石原（兄）もひとつ、弟の友達俳優でも集めて、選挙活動でやってみてはどうか（また不謹慎なことを）
残り１紙のサウスチャイナでは、私の愛するオヤジ・コレクションその３、朱鎔基サマが「何が何でもＷＴＯ加盟したるでえ」などとおっしゃっておいでですが、マ、固いハナシはチャイナＭＬの皆様にお任せする事にして。あああそれにしても、ヨソの事ばっかやってるもので、いつになってもあそこに投稿できないー、クソー、モタモタしとるうちに石田先生にこの掲示板、サーチエンジンで発見されてしまったらどうしよう、う。
わたくし以前、クーロン黒沢先生のご本で読んだオソロしい話の数々（「激マズ」「サービス最低」「広東語オンリー」「店に入ると同時にウルサさの余り難聴になる」「全てのメニューに毒々しいオレンジ色のドレッシングが大量にかかっている」等々）に震え上がり、未だかつて行った事、ありませんが。あ、そこまで書いてなかったかも。
しかし、あさぴょんじゃないが、日本なら朝から酒飲むのに便利なのは（首都圏なら）ファミレス。デニーズの類いですな。あの業界は常に競争が激しいので、新作メニューの研究にも余念がなく、一部の、笑いを取るためとしか思えない大失敗作を除けば、なかなかイケるんじゃないでしょうか。
朝酒もヘタに牛丼屋などでオソルオソル頼むぐらいなら、デニーズ早番のミニスカねえちゃんに「中ナマ２つと台湾風ピリ辛ギョウザ（虚構メニュー）１つ、お願いしま～す」なんてサワヤカに頼んだ方がよっぽどマシってもんです。椅子もそこそこ、快適だし。トイレきれいだし。
しかしマ、朝酒はともかく、香港で私の考えるファミレス像にもっとも近いのは「スパゲッティ・ハウス（意粉屋）」。何時からやっとるのか知りませんが、一人で行くにもエエし、常にワインもあるし、スープ、サラダ、ガーリックトーストなど、「あんまりハラ減ってねえんだよ」っていう客系メニューも充実しておるし。もし２４時間営業の店舗があるなら、タダチに情報提供されたし。
なんでまたそんな話になったかっちゅうと、今朝の新聞には一斉に尖沙咀の繁華街の写真がデカデカと載っており、その中にスパゲッティ・ハウスの看板がチラリと見えたせいなのかも知れません。意粉屋とは何の関係もないとは言え、一体そのニュースは何、というところで、今朝のヘッドラインです：
***３千万ドル要求の誘拐犯グループ逮捕 夜の繁華街で大捕り物
ニュースそのものは、ま、一言で言うとコレなんですが、今日も今日とてまた本筋と外れたところが気になるワタシ、ひとつこれを見ていただきたいのでございます。
闇市製造車禍 拘福建[幇]八人
（蘋果 ヘッドラインのサブタイトル *[幇]はホントは真ん中に「白」が入る）
3000萬[糸邦]架案偵破拘七匪
（明報 ３面見出しタイトル）
六[糸邦]匪就檎
（東方 ヘッドライン）
Five people - four men and one woman - have been arrested......
（Hong Kong Standard １面キャプション）
日本語にない漢字が混じってたりなんかして見にくいかと思いますが、とりあえず、上から「数字」を拾っていただきたい。どうです、おわかりか。上から「８」「７」「６」「５」と、見事にバラバラ。結局、何人逮捕されたんだよオラ。
しかもですな、残りの１紙、サウス・チャイナ・モーニング・ポストにはこのニュース「載ってない」。「えッッッッッッッ！？」と思って、小さい囲み記事までつぶさに検証してみましたが、やはりナシ。ニュースにもよるけど、そりゃ困るよ、とりわけラマの人＆香港在住西洋人、サウスチャイナしか読まない人、多いし。
まさか「実は映画のロケでしたあハハハ」なんて言うんじゃねえだろな、どっかに周潤發とかアクション健治さんとか、写ってない？ まあ、４紙に載ってガセネタっつうこともないだろうが。
誘拐されたのは、名前は明らかにされておりませんが「６６歳男性、実業家」、犯人グループが要求した身代金は「３千万ドル」と、ナゼかこれらの数字は全紙一致。えーではまだちょっと不安が残りますが、全紙全項目比較してた日にゃ何時になってもコレ出せないんで、トットとスタンダード見て、取り敢えず事件の顛末をば。
この男性、日曜の晩から姿が見えなくなっておったのですが、昨日朝８時ごろ、自宅に電話してきた犯人らしき人物が身代金を要求して、誘拐事件と判明。午後１時ぐらいに家族から通報を受けた警察は、直ちに特別捜査班を編成し、被害者の家族らとの協力のもとに捜査にあたった（オッ新聞口調？）
午前６時少し前、家族は犯人の指定通り、身代金を五百ドルと千ドル札で用意して届けるが、８時頃、捜査班が犯人グループのアジトと思われる茘枝角のビルを奇襲して被害者を無事保護。同時に、買い物客でにぎわう尖沙咀の北京道（Peking Road）と樂道（Lock Road）交差点（三叉路）の路上にて、車に乗った犯人グループを逮捕。
うぉおお、ここ、どうも見た事あると思ったら、スウィンドン・ブックショップ本店のそばやんけ、ひゃー惜しい（何が）
特別捜査班には女性捜査官２名も含まれており、やー見るからにカッコいいス。それにしても刑事ドラマそのままのニュースやね。石原（兄）もひとつ、弟の友達俳優でも集めて、選挙活動でやってみてはどうか（また不謹慎なことを）
残り１紙のサウスチャイナでは、私の愛するオヤジ・コレクションその３、朱鎔基サマが「何が何でもＷＴＯ加盟したるでえ」などとおっしゃっておいでですが、マ、固いハナシはチャイナＭＬの皆様にお任せする事にして。あああそれにしても、ヨソの事ばっかやってるもので、いつになってもあそこに投稿できないー、クソー、モタモタしとるうちに石田先生にこの掲示板、サーチエンジンで発見されてしまったらどうしよう、う。
