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「この発言は一国二制度をオビヤかすものだ」

1999-02-09 19:21:11 | ゾンちゃんの朝ヤム
う~~ん、ん? アラ、何だかよく寝たわあ。

ごめんなさいね、1日トバしちゃったみたい、ヘンね。でも、ま、8日9日、二日連続トップのニュース、同じだったから、却ってよかったかも知れないわん。

これは先日から私がきわめて慎重に、控え目に紹介しておったので、あまり印象に残ってないかもしれませんが「香港永久居民の親を持つ大陸生まれの子供の居留権(Right of Abode)」。

先週の終審法院の判決が報道されるやいなや、まだ確実にならんうちに早速、長年待ち望んでいた親子らがドッとイミグレに押し寄せました。が、「まだ」。まだなんです。気持ちはお察ししますが、お待ちを。

えーと、最後に紹介したのは2月3日だな。李少光(Ambrose Lee Siu-kwong)イミグレ長官(入境処処長 Director of Immigration)が、取り敢えず北京のおエラ方との会談を終えた段階の時点。で、はからずもワタクシこの時、胸騒ぎがして、最後にこう付け加えたの、覚えてらっしゃるかしら。

「あ、今んとこね、今んとこ。」

イヤこの時は別にそんな事、ちぃとも考えてたわけじゃなかったんだが、実はエヘヘ。しかし言っといてよかったわ、というのも、さっそく圧力かかりました、上から。じゃなくて、北京から。

では9日朝刊の分のヘッドラインをまたオリジナルでお贈りしましょうか、取り敢えず:

<蘋果> 国務院炮轟終審院 特首強調尊重司法独立
<明報> 中央表態 終院裁決要改
<HKS> BEIJING STEPS UP ATTACK ON ABODE RULING
<SCMP> BEIJING SAYS ABODE RULING WAS WRONG AND SHOULD BE CHANGED

そうです、趙啓正(Zhao Qizhang)国務院新聞弁公室主任(State Council's Information Office)やら言うエラいオジ様が、こともあろうに「香港の終審法院の決定は基本法に背くもの」なんて寝言を。ハァ?

で、同じく「ハァ?」とアキれた香港軍団は、例によって脊髄反射、1秒で(ウソ)「この発言は一国二制度をオビヤかすものだ」と反論。

しかしやはり、コトは法律、二重三重に慎重を期さなくては。何しろ法律なんてものは、解釈によって、あーなったりこーなったりするもの、んもー、バーニーさんとこの翻訳、ホント苦労したわ、しかしそのおかげで、学生の頃はテストの見直しひとつした事なかったワタシも、思わず慎重になるクセ、つきました、ありがとう、ありがとう。

で、いっつもなんか一言いわないと気が済まない民主党党首、マーチン・リー(李柱銘 Martin Lee Chu-ming)も、弁護士出身としてはやはり、今回コメント慎重です。

この話、まだまだ紛糾しそうですんで。ワタクシも、まだまだ結論を急がず、その度ごとにお伝えせんといかんわ。おっ、早速今も、こんな夜だっちゅうにニュースでやってんじゃん。ちょっと見て来よっと。

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