気の向くままに junne

不本意な時代の流れに迎合せず、
都合に合わせて阿らない生き方を善しとし
その様な人生を追及しています

(‘77) 5月17日 (火) #4 高峰荘のボート

2023年06月21日 | 日記・エッセイ・コラム
多分、この川平に関した私の想い出話しをしていた時だったと思う。少し前から二人の目の前に一艘のボートが見えていたのだけれど、そのボートが水辺に止まり一組のカップルが降りてきた。その男のほうが近寄り、黒々と日焼けした顔の中から白い歯をキラキラ光らせて言ってきた。「良かったらどうですか?」「エッ、何?」「乗ってみますか?」思わず明美と顔を見合わせた。「どうしよう、乗せてもらう?」明るい笑顔の中に明美は頷 . . . 本文を読む