アルガルベ・カップの第2戦、スターティング・メンバーにその名を連ねたものの、この日の試合は、これから先の様々なシュミレーションを想定したメンバー構成となっていました。先発した②近賀、④熊谷、⑧宮間を除く8人が前回ベンチ組で、そのうち5人が途中出場した選手。色々と策を練れば、これは妥当と言えるのですが、観客目線からすると何となく物足りなさを感じてしまいました。ゲームの方も前半の45分が終ったところで0-0のスコアレスの状態。相手のデンマーク共々、何かが噛み合っていない空回り状態が続いていたのでした。
エンドの変った後半にメンバーの入れ替えが有り、木龍・宇津木・川澄が投入され(宇津木は途中で大野と替った)てから試合は動き始めました。⑳菅澤優衣香と⑪大野忍の二人がゴール・ネットを揺らして2点をもたらしたのです。しかしその菅澤に何が有ったのかは判りませんが、なんと出て来なくてもいい永里と交代。約束通りお荷物永里が何もしないままホイッスル。結果デンマーク戦は2-0で「なでしこ」ジャパンの勝利。
この試合で解ったのは、「なでしこ」ジャパンの控え選手の力量でした。いえ、能力は有るのでしょうが、ゲーム・メイキングという観点からすると、やはり主力選手が半数は必要だという事でした。でも控えの選手達、良い経験にはなった事でしょう。これを糧に次の機会からはもっと頑張って欲しいです。
さて注目度№1の京川舞ですが、潜在能力を生かせず仕舞い。高校とプロとの壁に、気力強くも空回り。代表として世界大会に臨む為には、身体作りが最優先か !? しかし彼女が活躍出来る様になるのも、そんな遠い未来ではないでしょう。やはり期待は大きいものが有ります。どんな選手にも同様に言える事ですが、やはり強い相手との経験を積み重ねる事が何より大事ですよね。これからも良い経験を積み重ねていって欲しいです。
それにしても目を見張るのは、この一年間での川澄奈穂美の著しい成長振りです。去年の同じこのアルガルベ・カップでデビューした頃に比べると、まるで別人の様に変貌したのが良く判ります。今や「なでしこ」と言ったら奈穂ちゃんの名前が必ず出てくる程に有名にもなりました。実力共々まさに「なでしこ」の顔になっているのは嬉しい事ですね。
それから安藤梢さんの事ですが、梢さんが出場していないのは、膝の故障(不調)らしい事が判明しました。心配しましたけれど、デンマーク戦の時、ベンチでの笑顔が一瞬でしたが見受けられました。その時の印象では何とか大丈夫そうでした。早ければこのアルガルベ・カップに間に合うかもしれませんし、これを見送っても次のキリン・チャレンジ・カップ(ホーム,4/1.5.)には元気な姿が見られるでしょう。でも何とかこの大会で梢さんのプレイが見たいです。5日(月)のアメリカ戦はかなり苦戦しそうな相手なので、何とか梢さんに戻って来て欲しいですね。
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