3日目(2015年10月7日)
ゴッホ美術館、カウプ市場、アンネの家、そしてブラウン・カフェ
朝食を済ませ、昨日同様のルートでアムステルダム国立美術館まで行き、すぐ横にあるヴィンセント・ヴァン・ゴッホ美術館まで歩きました。
ゴッホ美術館正面
正面入口を入るとチケット売り場。チケットは1人€17。
ゴッホ美術館はヨーロッパではめずらしく写真撮影禁止。しかたないのでミュージアムショップのポスターを記念にパチリ。
最も有名なゴッホ作品と言えば、鮮やかな色彩と独特のタッチで描かれた「ひまわり」。教科書にも載っているほどの名画なので、一度は目にしたことがあるのでは?
これも有名な「ゴッホの寝室」
歌川広重の「名所江戸百景 亀戸梅屋敷」の模写
亀戸といえば中学、高校時代通った懐かしい場所。オランダで名前を見るとは驚きました。
美術館の後は、アルベルト・カウプ市場へ。トラムT24の「Museumplein」から2駅の「Albert Cuypstraat」で下車。アムステルダム市民の食を賄う市場ということなので、期待できそうです。B級グルメのハーリングを見つけたらチャレンジするぞ!
惣菜、ハム、ソーセージ、肉類を売るスタンド。
ハーリングの看板を出している魚屋さんをさっそく発見。
ハーリングはニシンの頭を落として三枚におろし、皮を引いて小骨を抜いた状態で売られています。尻尾を持ち上げて丸ごと食べるデン・ハーグ風、一口大にカットするアムステルダム風、コッペパンにはさむ南部風ハーリングブローチェ(Haring broodje)など、色々な食べ方があるそうです。
アムステルダム風のハーリングにチャレンジ。塩漬けしたニシンは、キュウリのピクルスと甘酢漬けの玉ねぎと相性が良く美味しく頂きました。生臭さは感じません。
数軒先はコッペパンにはさむハーリングブローチェのスタンド
市場の次は、アンネの家へ。トラムに乗り「Westernmarkt」駅で下車。
歴史博物館となっているアンネ・フランクの家は、ユダヤ人迫害から逃れるための潜伏生活を綴った「アンネの日記」の舞台となった場所です。
戦争の悲惨さを間近で感じられるとあって、大勢の観光客が集まっています。
アンネの家
アンネの家を外から眺め、プリンセン運河沿いに北上。運河に架かる橋を2つ超えた西側にあるアップルパイで有名な「Winkel43」という店を目指します。
Winkel43の正面入り口
アムステルダムで1位・2位を争う人気店ということで、外のテーブルまでお客がいっぱいです。私たちも外のテーブルに座り、秋の景色を眺めながら頂きました。
外はサクサク、中にずっしりとリンゴが入ったアップルパイでした。アップルパイが好物の妻は満足したようです。
プリンセン運河
プリンセン運河沿いに来た道を戻ると西教会の塔が見えます。
プリンセン運河両岸の秋。
お洒落な家並みとハウスボート。
そろそろヨールダン地区かな? ヨールダン地区は、運河に囲まれた9つの小路でレストランやカフェがある落ち着いたエリアということです。かつてはレンブラントも住んでいたらしい。
歩き疲れた。近くにある有名なブラウン・カフェ「Cafe Hoppe」でビールを一杯飲み、小休止。
オランダでは、古い木造のバーのことを「ブラウンカフェ」というそうです。店内は長い歴史とたばこの煙でくすんでいて、古びて茶色い感じになっているのが名前の由来らしいです。
店に入るとすぐ目に付くビヤ樽に書かれた店名「Cafe Hoppe」
昔のビヤ樽が飾られていて日本の居酒屋のような雰囲気です。
常連さんがすでに一杯やっていました。
我々もビールで乾杯。ほろ酔いのお客が二人の写真を撮ってくれました。フラッシュ焚いてない!
おかわりもう一杯!
私がトイレから戻り、入れ替わりで妻がトイレへ向かうと皆が”デンジャラス”と大声で怒鳴ります。男性専用トイレだと知らせているようです。妻も声に気づいて壁の向こう側の部屋にまわり、そちらのトイレを使用しました。危ない危ない。
ブラウン・カフェは少し入りづらいですが、古き良きオランダの雰囲気を味わえました。
ヨールダン地区のプリンセン運河とケイゼル運河の間にチーズ専門店「カースカーマー」があります。黄色いシェードを目印に探し歩くと、すぐに店を見つけられました。
「カースカーマー」とは、オランダ語で「チーズの部屋」という意味だそうです。
名前の通りチーズの部屋です。
アムステルダムの至る所にチーズ屋さんがありましたが、ここが一番気に入りました。お土産にゲット。
そろそろディナーの時間。アムステルダム最後の夜なので、オランダの定番料理を食べる予定です。事前にチェックしておいた「デ・ブラウエ・オランダ」という有名なレストランへ行きます。場所はライツェ広場の近く。店内は観光客らしき人で混んでいます。
オランダ料理で有名な「スタンポット」€14.5。マッシュドポテトにミートボールが乗っています。ハウスワイン赤 €20をフレスコで頂きました。
オヒョウの切り身揚とグリーン・アスパラガス、ジャガイモの魚料理 €19.0
デザートはおばあちゃんのアップルパイとバニラアイス €5.5
オランダ料理を十分に堪能しホテルに戻ります。ライッエ広場の夜は賑やかでした。
3日目終了
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