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元東電社員 吉田邦博さん
(南相馬・安心安全プロジェクト)
2013/01/18会見
「子供の衣服から470ベクレル、頭髪から130ベクレル..」
大変、衝撃的なお話をされています。
「南相馬市の中学生は、500ベクレル以上を着て生活している」
「0.8μSVを発しながら、その子は生活している」
ショックです。
こんな異常事態が進行している福島。
ーー書き起こし、ここからーーー
「南相馬・安心安全プロジェクト」は、避難支援の団体。
自分自身が東電で働いていたので、被曝についてはよく分かっている。
今回、汚染の調査をしてみた。
防護服を着ていても一切外部被曝は防げない。
防護服は、要は、(汚染物質を)持ち出さないようにするためと、着ている服が汚染されないようにという名目で着る。
東京電力のマニュアルにも、衣服の汚染は、余計な被曝につながるので、気をつけるようにとちゃんと書いてある。
今回、防護服を着ていないために、色々な衣服がどれだけ汚染しているかを調査してみた。
長袖Tシャツ、学生さんのジャージ、毛髪とか色々なものを測り始めている。
最初に測ったのが、赤色の長袖Tシャツ。
これ1枚から、130ベクレル/kg。
5回、洗濯した後に、再度測ったら、150ベクレル/kgと増えています。
150ベクレルということは、1秒間に150発の放射線が出ている。
郡山の中学生の子供の服を別々に測って、合算しますと、
460ベクレル/kgとか470ベクレル/kg。
南相馬市の男性の頭髪を測ってみたら、130ベクレル/kg。
これは、床屋さんなので、色々な髪の毛がミックスになっているから、これが、南相馬の平均値になるのではないか。
そこから考えて、南相馬の中学生が体全体で背負っているベクレル数は、500ベクレルを超えるということになる。
それをシーベルトに換算すると、0.8μSV/h(0.8マイクロシーベルト毎時)になる。
0.8μSV/h(0.8マイクロシーベルト毎時)を発しながら、その子は生活している。
学校をいくら除染しても、着ている服から発しているので、被曝しているわけです。
更に、学校は下がっても、外へ出たときに、例えば、郡山市の空間線量は、平均で0.6μSV/h(0.6マイクロシーベルト毎時)ある。
街の中心に、ホットスポットとして、2μSV/h(2マイクロシーベルト毎時)の場所が、小さいのではなく、
大きくポイントとして点在している。
それらを加算すると、20ミリシーベルト/年(20mSV/年)を越えるような数値になってしまうのではないかと、データから感じている。
それくらい福島県の子供達は、危険な状況にあると言えると思う。
服が汚染するということは、空気も汚染されているということ。
学校は、マスクは、むしろはずす勢いで動いている。
だから、さらに危険。
こんな状況から、子供達を守らなければいけないと思い、私たちたちも協力している次第です。
ーーーここまでーーーーーーー
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