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きっこの総括

2014-05-13 18:35:00 | ノンジャンル
RT @kikko_no_blog
「「美味しんぼ」の問題について福島選出の根本匠復興相は
「非常に残念で遺憾だ」として、
県民から放射能の不安をぬぐい去るための「リスクコミュニケーション」
(リスク教育)の充実を進めると発言した」とのこと。
鼻血の止まらない子どもたちや体調不良の人たちに「気のせいだ」とでも言うのかな?

さすがは復興予算の9割を被災地と無関係のことにバラ撒いた復興大臣だな。
「福島県から放射能をぬぐい去る」のではなく
「福島県民から放射能の不安をぬぐい去る」というのだから本末転倒だ。

「美味しんぼ」を吊し上げることによって、
今後、どんなに体調が悪くなっても、たとえ白血病や癌を発症しても、
絶対に「原発事故のせいだ」「被曝が原因だ」
と言い出せない空気を作ることが目的なんだろうな。

水俣病は1956年に発生が確認され、
半年後に熊本大学医学部が
「チッソ水俣工場の排水が原因」と指摘したが
国は断固として認めずに排水を流させ続けた。
1年後までに数十人が発病し17人が死亡したが国は認めず、
それどころかチッソと通産省は「濡れ衣だ」として熊本大学を批判した。
今と同じだね。

水俣病が発生した時、
熊本大医学部の調査チームが「チッソの工場の排水が原因」と指摘したら、
県と国はチッソを守るために「濡れ衣だ!」と騒いで猛反発した。
「チッソ」を「東電」に、
「排水」を「放射性物質」に、
「濡れ衣」を「風評被害」に置き換えてみよう。

安倍政権は「福島県から放射能をぬぐい去るために
汚染水を止めて原発事故を収束させる」のではなく、
汚染水も放射性物質も大量に垂れ流しながら
「福島県民から放射能の不安をぬぐい去るためのリスク教育」
を進めるそうです。

水俣病が発生してから、
国とチッソが責任を認めるまでに何年掛かったのか。
それまでにどれだけの人が犠牲になったのか。
国は被害者を救済するよりもチッソを守って
原因をうやむやにするために尽力し、
半世紀以上経った今も苦しんでいる人がたくさんいる。
そして、今また同じことが繰り返されている。

福島の人たちから放射能の不安をぬぐい去りたいのなら、
汚染水を止めて原発事故を収束させて県内の原発をすべて廃炉にしろよ。
安倍晋三がトルコで語った
「世界最高水準の原子力技術」があるんだから簡単にできるだろ?