【寄港を拒否され、廃艦もありうるロナルド・レーガン】
ロナルド・レーガンは任務終了後、その放射線値のあまりの高さがゆえに、日本、韓国、グアムにおいて寄港を拒否され、2ヶ月後、サンディエゴに寄港した。
ニュースサイト『インターナショナル・ポリシー・ダイジェスト』のペーター・リー氏によれば、この後、任を解かれ、航空母艦ジョージ・ワシントンに引き継がれる。2003年就航の新鋭艦だったレーガンは、高い放射線値のため除染も改修もできずサンディエゴに繋留されたままであり、廃艦となり深海に沈めて廃棄することもありうる。60億ドル(約6000億円)の同艦の喪失は、アメリカの国家覇権の観点からも問題が大きい、という。
」
2.金属味の「放射性降下物」が甲板に雪のように降り積もった。
「
【被ばくの瞬間、降り積もる「金属の味」の「放射性降下物」】
ロナルド・レーガンが日本を離れ、飛行甲板を洗浄する作業を開始してようやく、放射能防護を指示されたという。エニス氏は、一般の水兵には最後まで「ヨウ素剤」が支給されず、将校やパイロットなどの幹部だけが甲状腺防護の錠剤を支給された、と後になって知らされた。水兵には採血や採尿、検診はなかったという。
ワッサーマン氏によれば、「金属の味」がする物質が飛行甲板上に雪のように降り積もった。広島に原爆を投下したパイロットも、1979年のスリーマイル島原発事故のときの風下の住民も同様の表現をした、という。
」
3.帰国後「健康だ、アメリカ政府を訴訟しない」という書類に署名。
「
ハフィントン・ポスト(米国版)のリン・ピープルズ記者は、元操舵員モーリス・エニス氏に取材。同氏は、作戦終了後、タイへの寄港を目の前にして、「医学的に健康で疾患なし。政府に訴訟を起こさない」という文書に署名させられたという。
エニス氏は他の元乗組員とともに東電を相手とした訴訟に加わるが、この署名の意味は大きい。この時点で米国政府、米海軍は免責となるからだ。
」
4.結局、日本政府を相手取った、巨額訴訟に。
「
まず、作戦に従事した元兵士8人は、2012年12月、東電を相手取り1億1000万ドルの損害賠償を求めた(サンディエゴ連邦地裁)。
訴因は、東電が虚偽の情報を流し、それにより被ばくしたとする。一人あたり1000万ドル、さらに将来の抑止効果のための「懲罰的損害賠償」3000万ドル。原告らは甲状腺異常、持続性偏頭痛、腸内出血を発症、また妊娠中の女性もいた、と肥田美佐子記者は報じる(ウォール・ストリート・ジャーナル紙)。
【さらなる拡大も】
さらに2013年末には、原告団が51人(8人を含む)の大規模訴訟となり、第二修正訴状が提出され、東電および菅直人元首相が被告とされた。虚偽の情報の流布、数々の不手際で事故直後の適切な対応をおこたり被害を大きくし、また原発を海水面と同等の高さに建設するなど保全に必要なコストを不法に削減したことを問うとする。ニュースサイト『エコ・ウォッチ』のハーベイ・ワッサーマン氏が報じている。
今後も原告が増えるとすると長期化が予想され、裁判のゆくえが注目される。
」
容易に予想される東電の見解:
「頼んだ覚えはない。」
Source: トモダチ作戦従事の元米兵、東電を提訴 “金属の味”の物質が甲板に降り積もったとの声も (2014年5月16日)
http://newsphere.jp/national/20140516-2/
写真;トモダチ作戦:このロナルド・レーガン甲板除染で大量被曝か・・・
【金属味の「放射性降下物」が甲板に雪のように降り積もった】
ロナルド・レーガンは任務終了後、その放射線値のあまりの高さがゆえに、日本、韓国、グアムにおいて寄港を拒否され、2ヶ月後、サンディエゴに寄港した。
ニュースサイト『インターナショナル・ポリシー・ダイジェスト』のペーター・リー氏によれば、この後、任を解かれ、航空母艦ジョージ・ワシントンに引き継がれる。2003年就航の新鋭艦だったレーガンは、高い放射線値のため除染も改修もできずサンディエゴに繋留されたままであり、廃艦となり深海に沈めて廃棄することもありうる。60億ドル(約6000億円)の同艦の喪失は、アメリカの国家覇権の観点からも問題が大きい、という。
」
2.金属味の「放射性降下物」が甲板に雪のように降り積もった。
「
【被ばくの瞬間、降り積もる「金属の味」の「放射性降下物」】
ロナルド・レーガンが日本を離れ、飛行甲板を洗浄する作業を開始してようやく、放射能防護を指示されたという。エニス氏は、一般の水兵には最後まで「ヨウ素剤」が支給されず、将校やパイロットなどの幹部だけが甲状腺防護の錠剤を支給された、と後になって知らされた。水兵には採血や採尿、検診はなかったという。
ワッサーマン氏によれば、「金属の味」がする物質が飛行甲板上に雪のように降り積もった。広島に原爆を投下したパイロットも、1979年のスリーマイル島原発事故のときの風下の住民も同様の表現をした、という。
」
3.帰国後「健康だ、アメリカ政府を訴訟しない」という書類に署名。
「
ハフィントン・ポスト(米国版)のリン・ピープルズ記者は、元操舵員モーリス・エニス氏に取材。同氏は、作戦終了後、タイへの寄港を目の前にして、「医学的に健康で疾患なし。政府に訴訟を起こさない」という文書に署名させられたという。
エニス氏は他の元乗組員とともに東電を相手とした訴訟に加わるが、この署名の意味は大きい。この時点で米国政府、米海軍は免責となるからだ。
」
4.結局、日本政府を相手取った、巨額訴訟に。
「
まず、作戦に従事した元兵士8人は、2012年12月、東電を相手取り1億1000万ドルの損害賠償を求めた(サンディエゴ連邦地裁)。
訴因は、東電が虚偽の情報を流し、それにより被ばくしたとする。一人あたり1000万ドル、さらに将来の抑止効果のための「懲罰的損害賠償」3000万ドル。原告らは甲状腺異常、持続性偏頭痛、腸内出血を発症、また妊娠中の女性もいた、と肥田美佐子記者は報じる(ウォール・ストリート・ジャーナル紙)。
【さらなる拡大も】
さらに2013年末には、原告団が51人(8人を含む)の大規模訴訟となり、第二修正訴状が提出され、東電および菅直人元首相が被告とされた。虚偽の情報の流布、数々の不手際で事故直後の適切な対応をおこたり被害を大きくし、また原発を海水面と同等の高さに建設するなど保全に必要なコストを不法に削減したことを問うとする。ニュースサイト『エコ・ウォッチ』のハーベイ・ワッサーマン氏が報じている。
今後も原告が増えるとすると長期化が予想され、裁判のゆくえが注目される。
」
容易に予想される東電の見解:
「頼んだ覚えはない。」
Source: トモダチ作戦従事の元米兵、東電を提訴 “金属の味”の物質が甲板に降り積もったとの声も (2014年5月16日)
http://newsphere.jp/national/20140516-2/
写真;トモダチ作戦:このロナルド・レーガン甲板除染で大量被曝か・・・
【金属味の「放射性降下物」が甲板に雪のように降り積もった】