jykell7引越し先

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

間違わないように。踏み外さないように。2

2006-08-17 11:38:17 | ノンジャンル
876 名前:自分と同じ強さな名無しさん 投稿日:2003/02/08(土) 06:12 ID:APigGBoA
<つづき> 
彼女は、いつものように僕の周りをクルクル周ってみせてこう言った。
 彼女 「今日はデートに誘おうと思って。ラテーヌに行こう」
そして、テレポ詠唱。僕らは光に包まれて、ラテーヌに降り立った。
どんどん先に走っていく彼女を追いかけると、ホラの岩が遥かに見える野原で立ち止まり
 彼女 「このあたりかな?初めて出会ったところ」
と、僕を振り返った。
このあたりで、僕は気が付く。ランク6とは思えない装備、それに、LSも外していた。
 僕 「どしたの?突然」
 彼女 「わたしね、今日で解約するの。色々考えたけれど、最後はやっぱり、@@(僕の名前)に見守られて落ちたくて」
胸騒ぎが的中していた。
これが最後だ、と思うと、色々言えなかったことなどが思いついた。
本当は、さっき迎えに来てくれて、泣きたいくらい嬉しかったこと。
本当は、ずっと一緒に組んでレベル上げがしたかったこと。
卑屈になっていた、自分のこと。
でも何一つ言い出せないまま、時間だけがすぎて、その間も彼女は始めて組んだときに写真撮影をしたことや、砂丘の夕日を二人で見ていた時の思い出話をしていた。
僕はたまに相槌を打つのが精一杯で、恥ずかしいけれど、テレビの前でずっと泣いていたんだ。
そして、1時間がたったころ、彼女からトレードが来た。ためらいながら受けると、軍師コートとリリスロッド、そして5万ギル。
 彼女「少ないけれど、これが全財産w 受け取ってね」
 僕 「戻ってくるよね??」
 彼女「たぶん・・戻れない。売っちゃって、好きなもの買ってくれたらうれしいよ」
 僕 「ずっと持っておくよ。待ってるから」
彼女は何も答えずに、僕に向かってSmile
そして、Goodbye
 
 彼女「もう落ちなきゃ。今まで本当にありがとう」
僕はもう、言葉にならなくて、ただ泣いてばかり。精一杯で消えていく彼女にGoodbye
そして、彼女は姿を消してしまった。

ここを見ているかどうかわからないけど、本当に今までありがとう。
あんな古墳の地下まで、迎えに来てくれる友達は君しかいないよ。
他の人は笑うかもしれないけど、たしかに僕らの間には絆というものがありました。
今でも待ってます。レベルも釣り合うようになりました。
戻って来た時には、是非連絡を下さい。ラテーヌまで迎えに行くから。



間違わないように。踏み外さないように。1

2006-08-16 20:35:15 | ノンジャンル
874 名前:自分と同じ強さな名無しさん 投稿日:2003/02/08(土) 05:17 ID:APigGBoA
いい話ではないかもしれないけれど、僕の最愛の友人の話を・・。

まだSJも取ってない頃に、僕(ガルカモンク)と、友人(タル白)は出会いました。
ラテーヌで二人でレベル上げ、砂丘デビューも一緒に。SJも取って、ジュノデビューも一緒でした。
そんな僕たちの間に、すこしずつ差が出来始めたのがレベル30を越したあたりからかな、気が付けばタル白の彼女はLSにも入ってて、僕はいつまでも野良のままで・・
そんな、小さなことから少しずつ話さなくなって、組まなくなって。気が付けば、僕がレベル47になった時に、彼女は闇の王を倒してしまってたんだ。
この話は、そんなある日の出来事だった。

僕はその日、野良PTに入って古墳のりぼんクエのところでレベル上げをしていた。
ところが、突然起きた回線不良のために戦闘中に落ちてしまって、何回チャレンジしても入れず、やっと入れたときには、もう1時間経っていた。
まわりには人影もなく、薄暗い階段に僕だけが立ってるといった状況で、さっきまで組んでいたメンバーの名前をサーチしてみたら、どうやら解散しているようだった。
とりあえず、Tellで侘びをいれ、これからどうやって出たらいいのか途方に暮れていた時に、白タルの彼女から久々にtellが。
友人 「どうしたの?古墳に一人で」
僕はこれまでのいきさつを簡単に説明して
 僕 「死にデジョンするから、平気だよ」
なんて、強がってみせてた。本当は、階段で途方に暮れてたけれど、弱いところをさらけ出したくなくて。
そのままTellは終わり、僕は死にデジョンをためらって20分ほど立ち続けていた。
と、いきなりなぜかパーティーの誘いが・・・。見れば、彼女だったんだ。
どうしようかとためらった。でも、僕はその誘いを受けた。
 彼女 「そこで待っててね」
  僕 「良かったのに・・・危ないよ・・」
 彼女 「大丈夫。待ってて」
僕は、情けないような、切ないような複雑な気持ちで待ってた。
そして、さらに20分ほどの時間が経って彼女は現れたんだ。
 彼女 「ごめんね。待たせちゃってw」
 僕  「ううん。ありがとうね、わざわざ。危険なのに迎えに来てくれて」
その時、なんで気が付かなかったのだろう・・
彼女が、軍師コートを脱いでいたことに・・・
彼女は、出会った頃と同じ、ただのローブ姿だったんだ。
                          <つづく>


FFちょっといい昔話

2006-08-16 01:25:30 | ノンジャンル
これはちょっと昔のよくある話の一つとして。

 当時、猫シーフ36歳
なかなかPTを組めず、ジュノの喧騒に疲れた私はジュノを抜け出し、
何の用もないのに一人でセルビナに行って
釣りするわけでなく、船に乗り込むわけでなく、ただボーっとしていました。
ほんの少し「サポジョブゲット」のわくわくしていた頃を思い出しながら
ぶらぶらしているとどこかから声が聞こえました。

/say「どなたかバスに連れてってもらえませんか」

時間はもう真夜中。セルビナは人もまばらでした。
サーチするとサポなし戦士18歳。バス人。
気になって声の主を探してみるとHPのところに
小さい戦士がちょこんと立っていました。
ツインテールの小さい戦士。
そのまま様子を見ていると誰からも返事がないのかずっと
「お願いします。どなたか連れてってください」
と繰り返していました。
 その時セルビナにいたのは7、8人。参加希望出した人が半数以上。
しばらく悩んでから思い切って彼女に声をかけました。

私「どうしたの?」
戦「あの、バスに帰りたいんですが、一人ではセルビナ抜けられなくて…」

彼女は、サポジョブがさっき取れた事。
嬉しくてすぐにでも故郷に帰ってサポをつけてみたい事。
砂丘に出ると絡まれたりして何度もセルビナに逃げ帰ったことを話しました。

戦「だからお願いです。バスまでじゃなくても砂丘抜けるまででいいんです!」

必死にお願いする彼女に

私「ちょうどバスに行く予定だったの。一緒に行こうか」

嘘をつきました。バスに行く予定なんかまったくない。
ただ私の中で心惹かれるものがあったのです。

戦「お願いします!ありがとう。ありがとう」

彼女は何度もお礼を言いました。
 
PTを組んで「離れないように」って念を押して砂丘に出ました。
彼女は「はい。しっかりくっついてます」って返事しながら
私の後をちょこちょことついてきます。
戦闘は極力避け、敵がいないか注意しながら進んでいきました。
(サポがモンクだった私は、彼女が絡まれたとき挑発もケアルもできないからでした)
雑談を交えながら、彼女はサポを何にしようかとても楽しみにしているようでした。
 ジュノでタルタルの前衛職はPTから敬遠されやすいことはよく知ってました。
PT組めずにジュノで突っ立っている自分の姿が頭をよぎりました。

私「何で戦士なのかな?」

思わず聞いてしまいました。サポをとってこれからと言う時に。
そんな私の後を一生懸命追いながら、彼女はただ一言

戦「好きだから」

タルタルが好き。戦士という役目も好き。
  
 そうだよね。それでいいんだよね。
PTなかなか組めなくても、好きだから。
私もシーフがやりたくてはじめた。
PT入れてもらうことに必死になって、組めないことで「シーフなんて…」って
思い始めてた自分にそのたった一言で思い出させてくれました。
 バスに着いてからも何度もお礼する彼女に
表では「よかったね。サポつけたらまた楽しくなるよ。頑張ってね」
と言いながら、そっと
『こちらこそありがとう。簡単だけど大事なことを思い出させてくれて』
心から小さな戦士に頭を下げました。