じゅうのblog

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『旅の窓』 沢木耕太郎

2021年11月01日 21時49分00秒 | ■読書
「沢木耕太郎」のフォト&エッセイ集『旅の窓』を読みました。


「沢木耕太郎」の作品は、ポーカー・フェース以来なので3年半振りくらいですね。

-----story-------------
「旅を続けていると、ぼんやり眼をやった風景のさらに向こうに、不意に私たちの内部の風景が見えてくることがある」
マラケシュのホテルで見た「待つ女」、ローマで旅愁を覚えた終着駅、カトマンズで胸をしめつけられた裸電球――。
旅先で撮った八十一枚の写真から、人生の機微を描いた物語が立ち上がる。
「沢木耕太郎」「もうひとつの旅の本」
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VISAカード会員向け月刊誌『VISA』に連載された『feel感じる写真館』という見開き2ページのフォト&エッセイ(コラム?)81篇を収録して、2013年(平成25年)に単行本化され、その後、文庫化された作品です。

「沢木耕太郎」『まえがき』で、

「私たちは、旅の途中で、さまざまな窓からさまざまな風景を眼にする。
 それは飛行機の窓からであったり、汽車の窓からであったり、バスの窓からであったり、
 ホテルの窓からであったりするが、間違いなくその向こうにはひとつの風景が広がっている。
 しかし、旅を続けていると、ぼんやり眼をやった風景のさらに向こうに、
 不意に私たちの内部の風景が見えてくることがある。
 そのとき、私たちは「旅の窓」に出会うことになるのだ。
 その風景の向こうに自分の心の奥を覗かせてくれる「旅の窓」に。」


と記していますが… なかなか同じような写真って撮れないですよねー

旅先で、何気なく視界には入っているけど、見過ごしている風景や人々を、きちんと見ているだなぁ… と感心しましたね、、、

そうじゃなきゃ、旅先での一瞬の出会いを、こんなに巧く写すことなんてできないですよね。

写真が巧い人って、人や物を観察する力… センスなのかな、それが凡人とは圧倒的に違うんだなと感じましたね。

写真の雰囲気がとても良かったのですが… 文庫本サイズじゃ物足りなかったなー 雑誌サイズで観たかったです。

そして、旅に出たくなる一冊でした… コロナ禍での窮屈な生活が続いていますからね、ホントに旅に出たくなったなー




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