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『貧乏同心御用帳』 柴田錬三郎

2021年07月02日 21時44分00秒 | ■読書
「柴田錬三郎」の連作時代小説『貧乏同心御用帳』を読みました。


新篇 眠狂四郎京洛勝負帖に続き、「柴田錬三郎」の作品です。

-----story-------------
独身なのに、14歳から6歳までの孤児9人を同居させているかわり者、江戸町奉行所の町方同心、「大和川喜八郎」・32歳。
めっぽう腕は立つが、情には弱い。
同僚の妻をはじめ美女が次々失踪する謎を追う『南蛮船』
巾着切が浪人者からすりとった小判には秘密があり…『埋蔵金十万両』
ほか2編の連作短編を収録。
「喜八郎」を居候の子どもたちが助け、事件解決に大活躍する痛快大江戸人情捕物帳!
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剣は強いが情けに弱い… 江戸町奉行所の町方同心「大和川喜八郎」と、彼が同居させている9人の孤児たちの活躍を描いた痛快捕物帳です。

 ■南蛮船
 ■埋蔵金十万両
 ■お家騒動
 ■流人島
 ■解説 清木内 昇


美しい女性たちが失踪する事件を追う『南蛮船』

「武田家」が遺した甲金の謎を探る『埋蔵金十万両』

湯屋で知り合った侍の出生の秘密、そして大名家の跡取り問題を解決する『お家騒動』

流刑から恩赦された侍を仕掛けられた罠から救う『流人島』

どの作品も愉しめましたねー 隠密廻りの町方同心「大和川喜八郎」が、剣は強いが情けに弱いという感情移入しやすいキャラクターだったことや、「喜八郎」が居候させている9人の孤児たちが少年探偵団のような活躍で彼の仕事を手助けるという痛快な展開が魅力ですかね、、、

読んでいるうちに物語にどんどん引き込まれる感じでした… 面白かったです。




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