『マーメイド・アベニュー』 ビリー・ブラッグ＆ウィルコ

Mermaid Avenue 著者 : Elektra / Wea 発売日 : 1998-06-22 ブクログでレビューを見る»

1998年（平成10年）に発表されたビリー・ブラッグ＆ウィルコのアルバム『マーメイド・アベニュー（原題：Mermaid Avenue）』を聴いています……イギリスのフォーク歌手ビリー・ブラッグとアメリカのロックバンドのウィルコによるコラボレーション、、、

ボブ・ディランにも影響を与えたフォークの巨人ウディ・ガスリーが遺した大量の未発表の詩に、ビリー・ブラッグとウィルコが曲をつけ、ビリー・ブラッグとウィルコのジェフ・トゥイーディーが7曲ずつヴォーカルを取り分けており、さらに4曲目の"Birds And Ships（邦題：鳥と小舟）"ではアメリカの清く正しい歌姫ナタリー・マーチャント（10,000マニアックス）が歌声を聴かせています……ルーツへのリプペクト、味わいに満ちた一1枚で、ビリー・ブラッグがヴォーカルを取る曲は、懐かしいフォーク・ソングのイメージを忠実に再現している印象……ウィルコのジェフ・トゥイーディーがヴォーカルを取る曲は、少しポップな印象でしたね。

ボブ・ディランの自伝によれば、ここで歌われている歌詞は本来であれば彼の手に渡るはずのものだったようですが……結果的には、ウディ・ガスリーの娘ノラ・ガスリーがビリー・ブラッグに話を持ちかけたことから、この企画が実現したようです、、、

聴きやすくて、ここのところクルマの中でずっとリピートしています……どの曲も良いのですが、特に好みなのは"California Stars"、"She Came Along To Me"、"Ingrid Bergman"、"The Unwelcome Guest（邦題：招かざる客）"の4曲かな、当分、飽きずに聴けそうです。

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1.Walt Whitman's Niece（邦題：ウォルト・ホイットマンの姪）
2.California Stars
3.Way Over Yonder In The Minor Key
4.Birds And Ships（邦題：鳥と小舟）
5.Hoodoo Voodoo
6.She Came Along To Me
7.At My Window Sad And Lonely（邦題：窓辺にて、悲しみと寂しさの中で）
8.Ingrid Bergman
9.Christ For President（邦題：キリストを大統領に!）
10.I Guess I Planted
11.One By One
12.Eisler On The Go（邦題：アイスラーが行く）
13.Hesitating Beauty（邦題：内気なかわい子ちゃん）
14.Another Man's Done Gone
15.The Unwelcome Guest（邦題：招かざる客）