12世紀以降。
モット&ベイリー( Motte-and-bailey )。ノルマン人の城の形式。ヨーロッパにおける築城形式の一種であり、10世紀から12世紀のフランスやイギリスなどで多く建築された。12世紀以降は、10世紀に登場した石造りの城に置き替わっていった。
モットは土盛り。城主のキープ( 英語Keep : 天守 、仏語ではDonjon)が建てられた。ベイリーは二の丸にあたるもの。この形式にローマの石積みの技術が入り中世ヨーロッパの城が出来上がる。12世紀以降は石造りの城に置き換わる。石造りの城自体は10世紀頃から始まる。11世紀のウィリアム1世が建てたウィンザー城もモット&ベイリーでありモット部分は木造だった。
ということは街並みが石造りになったのはそれより後か。
地中海沿岸の国々の街並みはギリシャ、ローマ、それ以前のバルカンや中東地域の影響で石やレンガで造られていたはず。