くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

不開門の坂と石垣

2017年02月12日 | 熊本城 

おはようございます。

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(2016年3月28日撮影)

昨年の桜の季節。桜のピンクと北十八間櫓の石垣がよく合います。普段はここは静かな場所なんですが、桜の季節になるとここでもたくさんの人がお花見を。でも、当分、ここに入れないから規制線越しに楽しむことになります。

今年はきっと複雑な気持ちになるでしょうね。まぁ、そういう気持ちを乗り越えなけば復旧できないので、 今まで見たことない北十八間櫓と桜のコラボをしっかり記憶に残したいと思っています。

 

不開門の下の坂。ここから城内へ。

ここの石垣も好きでした。絶妙なカーブが芸術です。 400年前、熊本城を築城したときは当然ですが軍事施設でした。敵が攻めてきたときに防備するための施設です。それなのに、この曲線美は芸術ですよ。

 

ここは片方は石垣が高く、反対側は石垣が低いです。一見アンバランスですが、往時は石垣の上に塀がありました。塀には当然ですが狭間がありますので、もし敵が攻めてきたらふたつの高さの違う塀の狭間から反撃できます。本当にどこまでも細かい設計がされており、すご過ぎます。 

 

坂の途中から振り返ったところです。石垣高いでしょ。緩やかな坂ですが、結構な坂です。へんな日本語ですが、緩やかに見えるんですが、なかなか歩きにくいんですよ。

地震前、ここの料金所の改修工事をやりました。しばらくの間、ここから出入りできなく寂しい思いをしました。やっと自由に出入りできようになり、喜んでいたら地震で再び入れなくなり・・・。 

 

 

不開門のわきにある鏡石。

この鏡石は双子石です。双子石とは一つの石を割ったものです。

もう片割れもこの近くにあるんですが、私は写真を撮っておらず(^^;;

ここは石垣も崩れており、今はどんな状態なのかもわかりませんが、ここが元に戻ったら、真っ先にこの鏡石を、双子石を確認に行きたいです。 

 

 

国指定重要文化財の不開門です。熊本城の櫓門で完全な形で残っていた門でした。 

一年前は完全な形で残っていましたが、昨年の地震で櫓は倒壊、門はゆがみました。

 

ここは城の鬼門である北東に位置し、陰陽道ではこの方角は塞いでも開け放ってもいけないとされ、門は造るが普段は閉ざされ、不浄なものを運ぶときだけ、この門を利用しました。現在は入城口と使用していましたが、地震の影響で現在は立ち入り禁止。

早く、ここから出入りしたい。私の一番好きな入城口なので・・・。 

 

 

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