くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

2016年12月23日より二の丸広場から野鳥園に行けるようになりました

2017年01月21日 | 熊本城・復旧復興

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昨日は『2016年12月23日より宮内橋から二の丸広場に行けるようになりました』と嬉しい記事をアップしました。

そして、今日も嬉しいお知らせです。宮内橋と二の丸広場が行き来できるようになり、野鳥園も入れるようになりました。

だから、清爽園のところから野鳥園の横を通り、二の丸広場にも行けるようになりました。地震前は複数の入口から二の丸広場に入れました。完全に元に戻るには大きな被害を受けた二ノ丸御門が復旧しないとダメですが、こうやってひとつひとつ前進することで、数年先、数十年先の復旧に繋がります。

 

(2016年12月23日撮影)

二の丸広場、県立美術館横の住江門跡から野鳥園に向かいます。

 

 

ここは緩みによって石材が落下しました。

落下してしまった石材、ずれてしまった石材、ここはいろいろあります。

石垣とネットの間には落ち葉も・・・。ここをじっくり見ているとちょっと悲しくなります。

激しく崩れたところも胸がしめつけられますが、一部崩壊も見ていると堪えます。

 

 

 

 

住江門を通り抜け、野鳥園へ。

 

 

12月23日、ここが通れるようになりすぐに行きました。

するとご近所さんらしき人がワンちゃんをつけて散歩していたり、ここを当たり前のように通り抜ける人など、地震前のごく当たり前の光景が戻っていました(^○^) 

 

 

でも、ショックだったのがコレ!!!

水路に面した石積みはあちこち崩れ落ちていました。 

 

野鳥園でーす。

といっても、野鳥は・・・。 

 

あらあら井戸も・・・。 

 

 

石灯篭かな? これも崩れています。

 

 

静かな気が流れる中、久しぶりに野鳥園を散策しました。

ここは特に何かあるわけじゃないけど、それがいいんですよね。

いつ行っても静かで。ここは熊本城の癒しスポットです。

皆さんもゆっくりのんびりお散歩を楽しんでくださいね(^○^) 

 

 

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

熊本城を中心に熊本市のよかとこ!(良い所)をご案内しています。

熊本城下『城彩苑』に平日3名、土日祝日4名が待機しています。赤いジャンバー(ポロシャツ)のユニフォームが目印です。

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城彩苑案内所常駐ボランティアガイド
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   桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
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2016年12月23日より宮内橋から二の丸広場に行けるようになりました

2017年01月20日 | 熊本城・復旧復興

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わーい! わーい! 

2016年4月の熊本大地震後、通行止めになっていました宮内橋が2016年12月23日から通れるようになりました\(^o^)/

地震前はいつでも通れるものと思っていました。でも、地震の影響で城内のあちこちは立ち入り禁止に。すべてが一変しました。だから、一部でも通れるようになるのは本当に嬉しい。この積み重ねが復旧に繋がるから、この日の喜びは忘れない。

(2016年12月23日撮影)

 

1ヵ月前は宮内橋は通れませんでした。この橋に規制線が張ってありました。

2016年11月の熊本城(3) 新一丁目御門から宮内橋へ

 

でも、もうありません。規制線はありません。

一歩、一歩踏みしめて宮内橋を渡りました。

 

正直なところ、こんなに早く宮内橋から崩壊した石垣跡を見える時思っていませんでした。

ただ、下から見ても、橋の上から見てもこれは痛々しいですね。美しい石垣をいつも見ていたから、崩れた姿もモルタルを吹き付けられた姿も受け入れることができず・・・。

 

関連記事

宮内橋石垣撤去工事終了

城彩苑湧々座に人形が彫られた石を展示中

 

 

宮内橋を渡り、住江門へ。

ここの石垣が崩れているのは熊本城調査研究センターの『熊本地震による熊本城跡石垣の被災』で知っていました。

 

二の丸西口西側石塁(宮内橋付近)
被害度・・・大
被害状況・・・崩壊
南面と西面のほぼ全長にわたる崩壊。東面の緩みによる石材落下

 

ここの被害が大きいということはわかっていました、やはり実際に自分の目で見るとショックですね。

自分の想像していた以上に崩れ方がすご過ぎて・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

見た瞬間はショックで、足が止まりましたが、それでも崩れた状態が見れたのはよかった。

石材や栗石が撤去され、モルタルが吹き付けられたら、何もわかりませんからね。

ショックをうけた分、私には忘れられない記憶になると思うので、ショックだけど近寄って見たり、離れて見たり、角度を変えて見ました。

崩れたところに草が生え、それが枯れ、また別の所に草が生え、ここにも自然はしっかり生きています。

石垣も私たち人間同様、自然界で生きています。自然ともに共存できる石垣づくりはないんだろうか。

石垣の石材、栗石にも心が宿っている。石を採掘した人、石を運搬した人、石を積んだ人、石垣を修理した人・・・ここにもたくさんの人たちが関わっている。それら先人たちの想いも石たちに伝わり、現在まで来ている。だから、これ以上石たちを傷つけたくない。痛い思い、恐い思いをさせたくない。 

 

 

崩れていない石垣には錆びない! 軽い! 耐候性が高い! ポリエステル製のSTKネットがかけられています。

このネットがこの石垣から外されるとき、一歩前進となるんですが、どうもそれはまだまだ先のようです。

 

 

 

石垣のまわりには大型土嚢が。

そしてこの下にSTKネットが。

これは石垣にかけたネットを押える重しも兼ねています。

石垣の上にはふとんかごを重しに、下は土嚢を重しに。

知恵やアイデアが集まり、その中でベスト、ベターな方法でどんどん作業が進められ、宮内橋から住江門が通れるようになりました。

関係者の皆さん、ありがとうございます。

 

 

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2016年末・住江門跡周辺(二の丸西口)石垣工事(2)

2017年01月19日 | 熊本城・復旧復興

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今日も二の丸にあります県立美術館横の住江門の工事です。 

(2016年12月12日撮影)

前頁の記事から1週間後ですが、まだまだ規制線は張ってあります。

ここが通れるようになるまで規制線は当然続くことになり、安全面から考慮するれば当然のことですよね。

今は城内のあちこちに規制線があり、まずはひとつでも解除になることが一歩前進といえるでしょう。

 

 

 

石垣の上にずらりと鉄の籠『ふとんかご』が。 

石垣は表面の大きな石材の奥に栗石(ぐりいし)と言われる小さな石が詰まっています。

今回の地震で石垣が崩れ、中の栗石も表面の石材も崩れ落ちました。

石材、栗石を撤去し、仮置き場に持っていくのですが、栗石の移動の手間を省くために、ふとんかごの中に栗石を入れました。

そして、それを石垣に被せたネットを押える重しに使います。栗石の有効利用です。

うまいこと考えましたよね。さすがです!!!

でも、これもかなり大変な作業で、栗石をひとつひとつ手作業でカゴに詰めていきます。

これらの作業はあくまでも復旧に向けての応急処置です。仮の作業です。地道な作業のコツコツと続け、それもこの先長い時間続け、復旧していきます。

気が長くなるけど、ずっとずっと見続けていきたいです。 

 

 

石垣にネットが掛けられ、その上にふとんかご。

この光景は熊本城の長い歴史の1ページです。この先何年かしたら、この光景も忘れられるでしょう。

でも、私はこの光景を忘れたくないです。復旧し、美しい石垣に戻っても、この作業のことは。

 

 

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2016年末・住江門跡周辺(二の丸西口)石垣工事(1)

2017年01月18日 | 熊本城・復旧復興

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今日からは新シリーズです。

二の丸西口、宮内橋付近から県立美術館の石垣工事です。この工事のおかげで野鳥園に入れるようになりました。また、宮内橋も通れるようになり、護国神社や藤崎台球場も二ノ丸広場から行けるようになりました。

  

(2016年12月5日撮影)

ここは規制線が張ってあり、二の丸広場から住江門を見ることができませんでした。

でも、作業員の方々の出入りや、チラホラ見える作業風景で、石垣の工事が始まったなぁーとわかりました。

 

 

石垣をネットで覆う準備が進んでいるようです。

 

 

 

ふとんかごです。

 

 

ふとんかごの組み立て?

なんと表現していいのかわかりませんが、ふとんかごを広げています。

この中に栗石をいれるんでしょうね。 

何もかも手作業です。寒い中大変な作業です。たくさんの人たちの手によって、力によって、ひとつひとつ作業が行われていきます。

たとえ遠くからでもその一部を見ることができたのは忘れないようにしようと思っています。

いつかここも完全に元の戻ってしまったら、この光景は忘れられてしまう。でも、長い歴史の中で、この日のこの作業も熊本城にとってもとても貴重な作業だから、忘れないよう記録に残したいです。 

 

 

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2016年末・加藤神社境内の整地・石垣工事(14)

2017年01月17日 | 神社・仏閣

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年明けから連日書いています『2016年末・加藤神社境内の整地・石垣工事』は今日で一旦終了です。

読者の方には、もっとペース上げて書け! と思われた方もいると思います。何しろ超スローペースでしたので。

でも、写真もある程度アップしたかったので、写真中心のスローペースになりましたが、いい意味で記録できたかなって思っています。

熊本城はこれからどんどん変わっていきます。変化するのは復旧が進むことなのでいいことですが、人間ってすぐに忘れてしまうので、残せるものは残しておきたく・・・。

 

 

(2017年1月7日撮影)

年明けの加藤神社。まだまだ初詣の人が多いですが、三が日に比べればかなり落ち着き、石垣の写真も撮れました。 

 

 

石垣の撤去作業が終わりました。

安全のため、ネットを掛け、まわりには土嚢を置いています。 

 

 

工事前も土嚢が置いてあり、ここは結構近くまで行くことができましたが、今回の工事で石材を撤去したことで、土嚢を石垣ぎりぎりに設置できるようになり、さらに近くに行くことができます。

これによって、境内もかなりすっきり。

 

 

撤去した石材、栗石はきちんと保管してありますよ。

 

 

薬研堀に保管しています。

薬研堀は城彩苑から上がり、未申櫓があるところです。

多分、石材も栗石もびっくりしていると思います。だって、今までとまったく違うところに移動になったんですからね。

しばらくはここで休んでもらい、時期がきたら加藤神社に帰っていくでしょう。 

 

 

今から約400年前、加藤清正公は敵が攻めてきたとき、防御のためにこの空堀を造りました。

それが平成の世になり、崩れた石垣の石材置き場になるとは・・・。さすがの清正公も驚いているかな?

それとも、うまく空堀を利用しているなって感心しているかな?

 

清正公がスマホを持っていたら電話して、今の心境を聞いてみたい。。。 

 

加藤神社
熊本市中央区本丸2-1

 

 

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